代表 小谷野幹雄のブログ

2025年04月24日GWは温泉に行こう ~温泉の表示~

小谷野です。

温泉は、孤独な経営者の心と体を癒やしてくれます。

「温泉ソムリエ」の認証を受けた小谷野の、知ったかぶりの温泉談義にお付き合いください。

最近詰め込んだにわか知識をQ&A方式にしてみました。

 

 

Q:日本で温泉はいくつあるのでしょうか?

A:温泉宿は約13,000箇所

温泉地は約3,000箇所

源泉総数は約28,000箇所

(日本温泉総合研究所調べ)

 

 

Q:温泉の定義

A:地中から湧出する温水、降水、水蒸気で、温度が25度以上、

「または」、

 含有成分(特定19)が規定値に達しているものをいいます。

 つまり「温度」か「成分」かで判断します。(温泉法第2条)

 

 *適応症(効能)が記載できる「療養泉」は、含有成分の基準が温泉よりも厳しくなっています。

 

 

Q:温泉の分類

「カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(低張性・中性・高温泉)」 このような温泉表記の、読み解くヒントです。

 

1.泉質による分類

「単純温泉」「塩化物温泉」「単純硫黄冷鉱泉」「硫酸塩泉」「二酸化炭素泉」「含鉄泉」「硫黄線」「「酸性泉」「放射能泉」「含よう素泉」 10種類に大別されていますが、泉質表記には、イオン名や特殊成分なども表記されます。

 

2.浸透圧による分類

低張性:温泉が、人間の体の細胞液より薄いもの 

→体の水分が吸収されるので、ふやけやすい

等張性:細胞液と同じ濃さ(*)

高調性:細胞液より濃いもの →成分が体内に吸収されて湯あたりしやすい

*細胞液の浸透圧を等帳性といいますが、8.8gの食塩を1リットルの水に溶かした食塩水に相当します。

 

3.水素イオン濃度による分類

アルカリ性温泉:ph8.5以上

弱アルカリ性:ph7.5以上8.5未満

中性:ph6.0以上7.5未満

弱酸性:ph3.0以上ph6.0未満

酸性:ph3.0未満

 

4.源泉における泉温による分類

高温泉:42度以上

低温泉:25度以上42度未満

 

冷鉱泉:25度未満

 

 

Q:美人の湯とは?

A:乳化作用によりツルツル&美肌になる湯で、三大美人泉質は以下の通り。

・炭酸水素塩泉:クレンジング効果

・硫酸塩泉:保湿効果・肌の蘇生効果

・硫黄泉:シミ予防効果、アンチエイジング効果

 

日本三大美人の湯(出典:大正10年頃の温泉案内)

・川中温泉(群馬県)

・龍神温泉(和歌山県)

・湯の川温泉(島根県)

 

日本三大美肌の湯(選定:中央温泉研究所)

 ・嬉野温泉(佐賀県)

 ・斐乃上温泉(島根県)

 ・喜連川温泉(栃木県)

 

(続く)

 

~温泉はワインのように複雑、小谷野でした~

 

 

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