「「教える」ということ」という本を読みました。
著者は、ライフネット生命創業者で
立命館アジア太平洋大学前学長の出口治明さんです。
還暦でベンチャー企業を創業し、
古希で大学の学長に就任した方の言葉は学びが多いです。
学長就任にあたり教育基本法を学び直したそうです。
結論として、教育の目的は次の二つに集約できるとのこと。
「自分の頭で考える力を養う」
「社会の中で生きていくための最低限の知識を与える」
自分の頭で考えるコツは、「タテ」「ヨコ」「算数」だと。
つまり「過去の史実」「国内外の事情」「数字と論理」
の3つの枠組みが肝要であると。
そして、考える力を養い、勉強する習慣を育むには、
仲間とともに学び、教え合う環境が有効であると。
これをビア(Peer/仲間)・ラーニングというそうです。
学校だけでなく、家庭や職場、友人関係でも、
ピアラーニングできる環境を日々築きたいですね。