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再挑戦支援金とは?条件や審査・再挑戦支援保証との違いを解説!

公開日:

再挑戦支援金とは?条件や審査・再挑戦支援保証との違いを解説!

再挑戦支援金とは、一度事業に失敗した方などの支援を目的とする融資制度です。経済情勢の変化など、やむを得ない事情での廃業などの場合、融資を受けられる可能性があります。本制度の申請において審査があるため、適切な書類作成などがポイントです。今回は、本制度の条件や限度額、他の再挑戦支援制度などを解説します。最後まで読めば、再度事業を始めるにあたり、利用できる融資制度について理解できるでしょう。

再挑戦支援金(再チャレンジ支援融資)とは

確定申告のやり直し

再挑戦支援金とは、一度事業に失敗した方などの支援を目的とする制度で、正確には再挑戦支援資金と言います。やむを得ないと認められる事情での廃業や、経営者としての素質や事業の将来性などを元に、融資を受けられるのかが決定します。

本制度の概要は以下の表にまとめました。

対象者

新規開業者or開業から約7年以内で、以下のすべてを満たす方

  • 廃業歴がある個人or廃業歴のある経営者が営む法人
  • 廃業時の負債の返済見込みなどがあり、新規事業に影響を与えない
  • 廃業の理由などがやむを得ないものであると認められる

対象事業

  • 他社にない知的財産権に関する技術を用いる事業
  • 指定補助金・特定補助金などを受けて開発した技術による事業
  • 法律で定める新規中小企業者による事業
  • 国の調査などを踏まえたうえで研究開発する事業

使途

  • 設備資金
  • 長期運転資金

融資限度額

7億2,000万円

利率

  • 基準利率
  • 女性or35歳未満or55歳以上:特別利率①
  • ノウハウなどに新規性のある事業で、一定の売上などが見込める場合、2億7,000万円まで:特別利率①、②、③
  • 2億7,000万円超:基準利率

返済期間

  • 設備資金:20年以内
  • 運転資金:15年以内

※据置期間2年以内

担保

  • 要相談
  • 一定の要件に該当:個人保証必要

申込み方法

日本公庫の窓口

本制度に適用される利率表は以下の通りです。

貸付期間

基準利率

特別利率①

特別利率②

特別利率③

5年以内

1.85

1.45

1.2

0.95

5年超6年以内

1.95

1.55

1.3

1.05

6年超7年以内

1.95

1.55

1.3

1.05

7年超8年以内

2.05

1.65

1.4

1.15

8年超9年以内

2.05

1.65

1.4

1.15

9年超10年以内

2.15

1.75

1.5

1.25

10年超11年以内

2.25

1.85

1.6

1.35

11年超12年以内

2.35

1.95

1.7

1.45

12年超13年以内

2.35

1.95

1.7

1.45

13年超14年以内

2.45

2.05

1.8

1.55

14年超15年以内

2.55

2.15

1.9

1.65

15年超16年以内

2.65

2.25

2

1.75

16年超17年以内

2.65

2.25

2

1.75

17年超18年以内

2.75

2.35

2.1

1.85

18年超19年以内

2.85

2.45

2.2

1.95

19年超20年以内

2.85

2.45

2.2

1.95

会社設立後、経済情勢の変化や自然災害などによって、やむを得ず廃業を迫られるケースがあります。事業者にとって資金は生命線です。比較的低い利率で融資を受けられるため、本制度は再度事業を起こしたい事業者にとって強い味方となるでしょう。

一方で、融資を受けるには審査に通る必要があるため、適切な事業計画書などの作成がポイントです。

参考:再挑戦支援金(再チャレンジ支援融資):日本政策金融公庫

新規開業・スタートアップ支援資金(再挑戦支援関連)との違い

握手

新規開業・スタートアップ支援資金とは、廃業歴などがあり創業に再チャレンジする方を支援するための制度です。再挑戦支援金とは融資限度額などが異なっているため、どちらを適用すべきかは、日本政策金融公庫の担当の方と相談したうえで決定します。

本制度の概要は以下の表にまとめました。

対象者

新規事業の開始or事業開始から約7年以内で、以下をすべて満たす方

  • 廃業歴などがある個人or廃業歴などがある経営者が運営する法人
  • 廃業時の負債が整理される見込みがあり、新規事業に影響を与えないと見なされる
  • 廃業の理由などが、やむを得ないと認められるものである

使途

  • 新規事業の開始
  • 事業開始後の設備資金
  • 運転資金
  • 前事業の負債の返済

限度額

7,200万円

※うち、運転資金として4,800万円

返済期間

  • 設備資金:20年以内
  • 運転資金:15年以内

※いずれも据置期間5年以内

年利率

  • 基準利率
  • 以下に該当すると特別利率

【A】

  • 女性or35歳未満or55歳以上
  • 特定外国人起業家で新規事業を開始する方
  • 起業塾などを経て新規事業を開始する方
  • 中小企業の会計に関する指針などを適用・適用予定で、事業計画所を策定し、税理士などの指導を受けている方
  • 地域おこし協力隊の任期2年目以降or任期終了から1年以内で、活動地域で新規事業を開始する方
  • Uターンなどで新規事業を開始する方など

【B】

  • 中小企業基盤整備機構などから出資してもらっている方
  • 起業支援金によって新規事業を開始する方
  • 起業支援金・移住支援金によって新規事業を開始する方

【C】

起業支援金・移住支援金によって新規事業を開始する方

【A・B・C】

新規性のある技術などと認められる方

担保

要相談

担保の有無や返済期間などに応じて、異なる利率が適用されます。日本政策金融公庫に問い合わせたところ、原則として再挑戦支援金と融資の基準は同じであるとの回答をもらいました。

参考:新規開業・スタートアップ支援資金(再挑戦支援関連):日本政策金融公庫

関連記事:スタートアップ企業に税理士は必要?税理士の探し方とタイミング、費用やメリットを徹底解説!

信用保証協会の再挑戦支援保証との違い

信用保証協会の再挑戦支援保証とは、万が一借入金を返済できなくなった場合、信用保証協会に代わりに弁済してもらえる制度を示します。一般的な融資とは異なり、信用保証協会が間に入るのが特徴で、将来的に弁済してもらった分を返済します。

金融機関側のリスクを下げられるため、融資を受けやすくなるのがメリットです。一例として、以下で横浜市の「創業おうえん資金(再挑戦)」を紹介します。

対象者

  • 融資申込み要件のすべてを満たす中小企業者
  • 全国統一保証制度の再挑戦支援保証制度の対象

使途

  • 運転資金
  • 設備資金

融資額

3,500万円以内

利率

固定金利or変動金利から選択

【固定金利】

  • 3年以内:2.4%以内
  • 3年超5年以内:2.6%以内
  • 5年超10年以内:2.8%以内

【変動金利】

短期プライムレート+0.7%以内

期間

  • 運転資金:10年以内
  • 設備資金:10年以内

(据置期間12ヵ月以内を含む)

担保

原則不要

保証率

  • 助成前:0.8%
  • 助成後:0.72%(横浜市の助成0.08%)

必要書類

  • (横浜市信用保証協会の所定様式)信用保証委託申込書
  • 申込人と連帯保証人(必要な場合)の印鑑証明書
  • 納税証明書
  • 許認可証のコピー(許認可事業の場合)など

条件を満たす場合、取り扱いがある金融機関で手続きをします。金融機関の審査後、横浜市信用保証協会による保証審査を受ける流れです。審査に通ると、取り扱いのある金融機関から融資を受けられます。

信用保証協会の審査も必要なため、通常の融資に比べ、時間がかかりやすい点は知っておく必要があります。信用保証協会によって対象者や利率などが異なるため、開業場所を管轄する信用保証協会に問い合わせるのがポイントです。

参考:創業おうえん資金(再挑戦):横浜市

再挑戦支援金に関するよくある質問

FAQ

再挑戦支援資金に関するよくある質問をまとめました。ここから詳しく見ていきましょう。

審査基準はある?

公表はされていません。

一度廃業した方を対象とするのが特徴のため、一般的な融資と比べて審査に通りやすいとは言い切れません。過度な期待をせず、申請するときは他の資金調達の方法と組み合わせるのが望ましいです。

自己破産したあとに申請できる?

できるものの、審査に通る確率を上げるには、免責を受けているのが望ましいです。免責とは、裁判所の許可により、借金の返済義務がなくなることを示します。

ギャンブルや浪費などによる借金や、自己破産手続きでの不誠実な言動に該当すると、免責を受けられないケースがあると知っておく必要があります。免責に関する相談は、弁護士へ依頼するとよいでしょう。

関連記事:自己破産後の会社設立の方法とは?基本知識や注意点を徹底解説

手続きを代行してもらうには?

税理士に一任できます。書類作成や申請手続きなどの代行サービスを利用すると、事業のためにより多くの時間を費やせるのがメリットです。

費用や実績などのほか、口コミや評判などを参考にしたうえで、依頼する税理士を選ぶとよいでしょう。

関連記事:税理士の納税代行とは?その他申告業務も依頼できる?

再挑戦支援金の手続き・申請代行に関する相談は税理士へ

ここまで、再挑戦支援資金の条件や融資限度額、他の再挑戦支援関連制度との違いなどについて解説しました。本制度を申請すると、比較的低い利率で資金を得られるため、再挑戦するうえでのリスクを下げられると言えます。

一方で、審査に通る必要があるため、事業者は書類作成などの準備をする必要があります。

書類によって審査の通過率が変わるケースもあるため、税理士などの専門家に相談できると理想的です。

国から認定支援機関として認められている小谷野税理士法人は、再挑戦支援金などの申請サポートの実績が豊富にあります。まずはお気軽に無料相談をご利用ください。

関連記事:【税理士監修】法人が税理士に依頼する費用の相場はいくら?依頼内容別の相場と費用を抑えるポイントをご紹介!

この記事の監修者
池田 大吾小谷野税理士法人
カルフォルニア大学アーバイン校卒業、大手生命保険会社勤務を経て2007年小谷野税理士法人に入社。
会計、税務、経理実務の支援業務から各種補助金の相談・申請業務、企業及び個人のリスクマネジメントのコンサルタント業務を行う。
銀行はじめ多くの金融機関、会計・税務・財務業界に多くの人脈を持ち、企業財務のマルチアドバイザーとして活躍。
  • 会社設立の基礎知識 特集「法人のための確定申告」
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