0120-469-383平日 9:00~18:00 税理士に相談(相談無料)
会社設立の基礎知識

税理士は近い方がいいって本当?距離以外に重視すべき基準も解説

公開日:

税理士は近い方がいいって本当?距離以外に重視すべき基準も解説

「税理士は近い方がいい」というケースは、対面での相談のしやすさを重視する場合や、地域に特化したアドバイスを重視する場合などです。一方、近さ以外の基準が重要になるケースは、高い専門性や、信頼感を重視するケースなどです。この記事では、税理士が近いからこそのメリットや、近さ以外の基準で税理士を選ぶのが適しているケースを解説します。

「税理士は近い方がいい」と言われる理由3つ

税理士を変更したいのイメージ

一般的に「依頼するなら近所の税理士がいい」と言われますが、それはなぜでしょうか。ここでは、税理士は近い方がいいと言われる理由3つと、近さで選ぶのが適しているケースを解説します。

対面で相談しやすく、移動時間や交通費の負担を抑えられるから

まず、第一のメリットとして、近い税理士は「対面で相談しやすい」という点が挙げられます。財務状況など機密データを扱う税務において、税理士と直接会って話したいと思うのは当然のことです。

遠方の税理士だと、対面で打ち合わせをする際に移動時間や交通費の負担が大きくなってしまいます。一方、近場ならその負担を抑えられるので、相談する心理的ハードルも下げられるでしょう。

開業したての方や初めて相続する方など税務に対して不安が強い場合、「近い」という事実そのものが安心感につながります。また、書類などの受け渡しが直接できるため、オンラインでのやりとりに苦手意識がある方にも適しています。

急な相談でもスムーズに対応できるから

近い税理士は、緊急時に駆けつけやすい点もメリットです。例えば、急に税務調査が来ると決まった場合でも迅速に対応できます。遠方の税理士の場合、移動時間の確保やスケジュール調整が必要となり、近場の税理士と比べて現地対応が遅れる可能性があります。

なお、税務調査に税理士が立ち会う必要性について、詳しくは下記の記事をご確認ください。

関連記事:税務調査に税理士の立会は必要?どこまで調べる?税理士に任せるメリット・デメリットや費用相場について解説!

税務調査の他に緊急対応が必要になるのは以下のような状況です。

  • 申告期限や納税期限が迫っている際の早急対応
  • 過去の申告ミスに気づいた際の対応
  • 急に資金繰りが悪化した際の税務署や金融機関との交渉

上記のような状況になるケースが想定される方は、近い税理士への依頼を検討しましょう。

地域に特化した知識やネットワークに長けているから

近い税理士の場合、地域の特性に沿ったアドバイスができる点もメリットです。遠方の税理士に比べて、地域独自の税金軽減制度や助成金・補助金に詳しい傾向があります。

さらに、その地域での活動が長い税理士なら、地域のネットワークを持っている可能性も高いでしょう。例えば、地元で築いた人脈を活かして、他の専門家や取引先などを紹介できる場合があります。

地域に根差したビジネスを展開したい方、相続で得た不動産を売却したい方などは、近い税理士への依頼を検討しましょう。

近さ以外の基準で税理士を選ぶ方が適しているケース

オンライン会議

上記では、近い税理士の利点や近さで選ぶのが適しているケースを解説しました。ここでは、近さではなく別の基準で税理士を選ぶのが適しているケースを4つ解説します。

専門性が必要な場合

自分のニーズの専門性が高い場合、その分野に詳しい税理士が近場にいないケースがあります。その場合、近さよりも「専門分野の経験値」を基準にして税理士を選ぶ方が適しています。

たとえ距離が遠くても、専門的な知識に基づいてアドバイスを行う税理士の方が、結果的に仕事がスムーズに進むからです。税理士に専門知識が足りない場合、税務処理の速度が遅れたり、適切な助言が得られなかったりと不具合が生じます。

具体的には、以下のようなケースは専門性が高いと言えるでしょう。

  • 医師や弁護士など、特定の業界に特化したアドバイスが必要な場合
  • 事業承継やM&Aなどを検討している場合
  • 海外取引や海外資産があり、国際税務が必要な場合
  • 評価や処理が難しい資産を相続した場合

ひとくちに「法人税務に強い税理士」といっても、スタートアップと大企業では求められる能力が異なります。

スタートアップの場合、融資や補助金の活用、節税の初歩的なアドバイスを得意とする税理士が向いています。一方、大企業ならグループ間取引やM&Aに強い税理士が頼りになるでしょう。

税理士を選ぶ際は、税理士の強みや専門性と、自分のニーズが合致するかを入念に確認してください。

信頼感や相性を重視する場合

距離が近いからといって、信頼できない税理士や相性が悪い税理士に依頼するのはおすすめできません。

信頼関係が築けない場合、税務処理や相談において不安を感じることが多く、結果的に業務がスムーズに進まない可能性があります。また、税理士との相性が悪いと業務がスムーズに進まないうえにストレスや不安も増えて精神的に疲弊します。

信頼できない税理士とは、下記のような特徴を持つ税理士です。

  • 連絡が遅いもしくは返答がない
  • 隠しごとや、誤魔化すことが多い
  • 料金の説明が不十分
  • 過度に不安を煽る

また、以下のように感じる税理士は、自分とは相性が悪い可能性があります。

  • コミュニケーションのスタイルが合わない(自分はオンラインがいいのに対面を求められるなど)
  • 自分が理解できていないのに一方的に説明する
  • 価値観が合わず自分の意見を尊重してもらえない
  • 税理士の態度や口調に対し嫌悪感を抱く

特に事業運営に関わる場合、信頼感や相性は距離よりも重視したい事項です。なぜなら、税理士は単なる事務処理の専門家だけではなく、経営者の相談役にもなるからです。事業が続く限り、税理士とは長期にわたって付き合うことになります。

なお、信頼感や相性については実際に依頼して初めて分かる部分が多いのが実情です。ミスマッチを避けるため、まずは無料もしくは低価格の初回相談を利用してみましょう。

オンラインのみのやり取りで十分な場合やコスト重視の場合

自分が求めているサービスがオンラインで完結できる場合、物理的な距離を基準に税理士を選ぶ必要はありません。税理士の業務は、リモートで対応できる部分が多くあるからです。例えば決算書作成、税務申告書作成、アドバイス提供などです。

また、オンライン専門の税理士の場合、事務所運営のコストが低いため料金が安い傾向があります。

例えば以下のケースは、オンラインでの相談ができる税理士への依頼がおすすめです。

  • 税理士が少ない地域に拠点がある
  • 海外に拠点がある
  • 忙しくて対面での相談時間が確保できない
  • サポートを必要最低限にしてコストを抑えたい

ただし事業内容によっては、対面相談を併用する税理士の方が適している場合もあります。

地域内でのトラブルを避けたい場合

地域内でのしがらみやトラブルを避けたい場合は、「近いから」「紹介されたから」と安易に税理士を決定するのは避けましょう。

税理士との距離が近いと、解約したい場合でも地域内での評判を気にして解約しづらくなるケースがあります。特に知人から紹介された税理士だと、解約によって紹介者と気まずくなるケースも。

地域内トラブルを避けたい方は、あえて遠方の税理士を選ぶのも一つの方法です。自分のニーズや信頼感、オンライン対応の可否などを基準に税理士を選びましょう。

もし近い距離の税理士を解約したくなった場合は、感情的にならず客観的な解約理由を整理して伝えるとスムーズでしょう。例えば「専門分野が異なるから」「サービス内容を見直したいから」などです。

自分に合った税理士の探し方

男性2人

ここまで、税理士を選ぶ基準を解説しました。では、実際に自分に合った税理士はどのように探すのでしょうか。

初めて税理士を探す方は、こちらの記事をご確認ください。

関連記事:税理士の探し方がわからない経営者必見!いい税理士の探し方と見極めポイント!

現在の税理士を変更したい方はこちらの記事をご確認ください。

関連記事:税理士変更での良い税理士の選び方!個人事業主・法人の選定のポイントや失敗しがちな選び方

なお、現在の税理士に不満を抱いている方はこちらの記事も併せてご確認ください。

関連記事:税理士への不満と苦情ランキング!!良い税理士の探し方と税理士変更の手順

「税理士は近い方がいいの?」と迷ったらご相談ください

この記事では、近さで税理士を選ぶのが適しているケースと、近さ以外の基準で税理士を選ぶのが適しているケースを解説しました。

当税理士法人にはさまざまな税理士が在籍しており、特に会計・税務・財務においては高い専門性を有しています。会社設立や事業承継、M&Aにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

また「やさしい相続相談センター」も運営しており、豊富な経験値と知識により適切な相続税申告のサポートができます。

Zoomなどによるツールでのオンライン相談も可能です。専門性が高い税務相談が必要な方や、信頼できる税理士をお探しの方は、ぜひ当法人へのご依頼もご検討ください。

税理士選びのお困りごとやご相談は、ぜひ「小谷野税理士法人」までお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者
池田 大吾小谷野税理士法人
カルフォルニア大学アーバイン校卒業、大手生命保険会社勤務を経て2007年小谷野税理士法人に入社。
会計、税務、経理実務の支援業務から各種補助金の相談・申請業務、企業及び個人のリスクマネジメントのコンサルタント業務を行う。
銀行はじめ多くの金融機関、会計・税務・財務業界に多くの人脈を持ち、企業財務のマルチアドバイザーとして活躍。
  • 会社設立の基礎知識 特集「法人のための確定申告」
税理士「今野 靖丈」

会社設立専門の税理士による
オンライン面談を実施中!

お電話でのお問い合わせ

0120-469-383 受付時間 平日 09:00~18:00

Webからのお問い合わせ

相談無料会社設立の相談をする 24時間受付中

税理士変更のご検討は
オンライン面談でもお受けします

お電話でのお問い合わせ

0120-469-383 受付時間 平日 09:00~18:00

Webからのお問い合わせ

税理士変更の相談をする 24時間受付中
オンライン面談