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会社設立の基礎知識

税理士の探し方がわからない経営者必見!いい税理士の探し方と見極めポイント!

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税理士の探し方のイメージ

税理士は、経営における重要なパートナーの一人です。税務の専門家として、節税や税務調査の対応・経営計画の策定など、さまざまなサポートをしてくれます。しかし、一口に税理士といっても、その質やスタイルは千差万別です。この記事では、良い税理士の探し方がわからない人のために、税理士の探し方と見極めポイントについて、詳しく解説します。さらに、良い税理士と出会った体験談もご紹介しますので、税理士探しの参考にしてください。

税理士の探し方とは?

税理士の探し方のイメージ

税理士は、経営者の味方ですが、その味方を選ぶのは、経営者自身です。自社に合った税理士を見つけることは、経営の成功に大きく影響します。ここでは、税理士の探し方について、詳しく解説します。

知人の紹介

知人から、税理士を紹介されるケースは意外と多いものです。知人や友人など、信頼できる人から税理士を紹介してもらうことで、その税理士の実績や評判を事前に知ることができるというメリットがあります。また、紹介者と税理士の間には、信頼関係があるため、税理士も紹介者のためによい仕事をしてくれると期待できます。

しかし、知人からの紹介だけで、その税理士に決めるのは危険です。なぜなら、紹介者のニーズや状況と、自分のニーズや状況が異なる場合があるからです。たとえば、自分が個人事業主の場合でも、紹介者が法人だと税理士は法人の税務に詳しいでしょう。個人事業主の税務に詳しい税理士が必要な場合、紹介された税理士は自分にとって最適ではないかもしれません。

知人や友人からの紹介を受けた場合は、その税理士に会って、自分のニーズや状況に合ったサービスを提供できるかどうかを確認することが重要です。また、税理士の料金や契約内容・対応のスピードや品質なども、他の税理士と比較して、納得できるかどうかを判断する必要があります。

インターネットで探す

インターネットを利用して、税理士を探す方法も便利です。インターネットのメリットは、検索の方法を工夫することで、自社にぴったりの税理士を効率的に見つけられる点です。税理士の紹介サービスや、税理士のホームページやブログなど、さまざまな情報源があり、自分のニーズや条件に合わせて、複数の税理士を比較できます。

インターネットで探す場合の注意点は、インターネットの情報が、必ずしも正確であるとは限らない点です。また、紹介サービスでは、税理士の料金や業務範囲などが、実際の契約時に変わることもあるかもしれません。さらに、税理士の自己アピールや宣伝が多く、客観的な評価が少ない可能性にも注意しましょう。

インターネットで探す場合は、紹介サービスだけでなく、ホームページやブログ・口コミなども選考の基準にしましょう。また、インターネットで見つけた税理士にも、実際に会って、自分のニーズや状況に合ったサービスを提供できるかどうかを確認することが重要です。税理士の料金や契約内容、対応のスピードや品質なども、他の税理士と比較して、納得できるかどうかを判断する必要があります。

銀行や商工会議所からの紹介

銀行や商工会議所からの紹介も、良い税理士を探す方法の一つです。多くの銀行や商工会議所は、税理士との関係が深いため、税理士の能力や信頼性を知っています。また、銀行は、自分の顧客に対して良い税理士を紹介することで、顧客の満足度や経営状況を向上させることができるメリットがあります。そのため、銀行や商工会議所からの紹介は、比較的信頼できるものといえるでしょう。

しかし、銀行や商工会議所からの紹介で信頼できる税理士だからといって、自社の業界に詳しくない場合もあるでしょう。また、一般的に、銀行から紹介された税理士は費用が高くなる傾向にあることも注意すべき点です。

銀行や商工会議所からの紹介を受けた場合は、その税理士の専門性や得意分野、自社のニーズにマッチしているかどうかを事前に確認することが重要です。料金体系や、銀行や商工会議所以外からの評価や口コミなど、他の税理士と比較して、納得できるかどうかを判断する必要があります。

税理士協会への相談

日本税理士会連合会の検索サービスを利用して、税理士を探す方法もあります。日本税理士会連合会は、全国約8.5万人の税理士や税理士法人が加盟する団体で、税理士の検索サービスを提供しています。このサービスでは、地域や専門分野などの条件で登録されている税理士や税理士法人の情報を検索できます。

日本税理士会連合会は、無料で簡単に税理士を検索できますが、検索結果は税理士の氏名や事務所所在地などの基本情報しか表示されないため、詳細なプロフィールや実績、評判などはわかりません。利用する際は自分の目的や条件に応じて、その税理士の公式ホームページや口コミなども合わせて調べることが望ましいです。

参考:日本税理士会連合会|税理士を探す

税理士のセミナーなどに参加する

税理士のセミナーなどに参加する方法も、税理士を探す方法の一つです。税理士のセミナーでは、税理士が自分の専門知識や経験をもとに、税務や経営に関する有益な情報を提供してくれます。

セミナーに参加するメリットは、税理士の話がわかりやすいかどうか、雰囲気や人柄はどうかなど、自分の目で確認できる点です。また、セミナーの内容や質問の回答から、税理士の専門性や得意分野を判断することもできます。

しかし、セミナーでは、税理士が自分の良いところをアピールすることが多く、客観的な評価が少ないという面もあります。セミナーでは、税理士の料金や契約内容、対応のスピードや品質などはわからない場合もあるでしょう。セミナーに参加した場合は、その税理士と個別に面談する機会を設け、自分のニーズや状況に合ったサービスを提供できるかどうかを確認することが重要です。

小谷野税理士法人では、毎週木曜日夕方のメールマガジンでは最新の税制改正、補助金、経営革新にかかわるニュースを発信しています。また、毎月「のびよう会」と称して、経営に関わる様々な課題でセミナーを実施しており、関与先の皆様は無料でご参加いただけます。

良い税理士を選ぶためのコツ

良い税理士を選ぶためのコツのイメージ

税理士にはさまざまタイプや得意分野があり、評判が良い税理士であっても、自分のビジネスに合っているとは限りません。では、どのようにして良い税理士を探せばよいのでしょうか?ここでは、税理士選びのポイントを7つ紹介します。

「紹介だから」とすぐ契約しない

知人や友人など、信頼できる人から税理士を紹介してもらうことで、その税理士の実績や評判を事前に知ることができます。また、紹介者と税理士の間には、信頼関係があるため、税理士も紹介者のためによい仕事をしてくれると期待できます。

しかし、人からの紹介だけで、その税理士との契約に踏み切るのは時期尚早です。前項の「税理士の探し方とは?」でも述べたとおり、紹介者のニーズや状況と、自分のニーズや状況が異なる場合があるからです。

したがって、人からの紹介を受けた場合は、その税理士に会って、自分のニーズや状況に合ったサービスを提供できるかどうかを確認する機会を設けましょう。紹介されたからといって、税理士とすぐ契約するのは避け、料金や契約内容、対応のスピードや品質なども、他の税理士と比較して、納得できるかどうかを冷静に判断すべきです。

「近所」にこだわらず相性で選ぶべき

税理士を探す際、近所にある税理士事務所に依頼することは、一見すると便利なように思えます。しかし「近所」という理由だけで税理士を選ぶことはおすすめできません。

近所にあるからといって、自分のビジネスに理解があるとは限らないからです。距離的な近さを理由に、自社のニーズや状況に合わない税理士を選んでしまうと、後悔することになりかねません。

また、近所に事務所を構える税理士でも、必ずしもスムーズなコミュニケーションを取れるとは限りません。近所にいなくても、オンラインでのやりとりや訪問対応などで、十分にコミュニケーションができる税理士もいます。

税理士選びでは「近所」にこだわらず、自分との相性で選ぶべきです。多少距離が離れていても、相性の良い税理士と契約する方が、ビジネスの成長にとって大きな力になるでしょう。

見積りを取って数社比べる

税理士の料金は、税理士の経験や実績・提供するサービスの内容や範囲・契約の期間や回数など、さまざまな要素によって設定され、税理士によって異なります。そのため、税理士選びでは、見積りを取って数社比べることがおすすめです。

見積りと税理士の料金の相場や自分の予算に合うかどうか、を確認しましょう。また、数社の見積りを比べて、税理士の料金とサービスの内容、実績や評判のバランスなどを判断するとよいでしょう。

しかし、見積りを取って比べるということは、必ずしも「安い」税理士を選ぶということではありません。安い税理士がいれば、コストを抑えられることは間違いありませんが、自分のニーズや状況に合わないことも考えられます。また、品質や対応に問題があるかもしれませんし、追加料金や解約料などで、実際には高くつくかもしれません。

税理士選びでは、料金だけでなく、サービスや実績なども総合的に考慮することが重要なのです。料金と品質のバランスの良い税理士を選ぶことで、ビジネスの効率化につながるでしょう。

依頼内容をはっきりさせる

税理士に依頼できる内容は、税務や会計だけではなく、経営や財務・法務など、さまざまな分野に及びます。また、税理士に依頼できる内容は、単発的なスポット契約のほか、定期的な契約や、月や年単位の継続的な契約もあります。

そこで、税理士選びでは、自分が税理士に依頼したい内容を明確にすることがポイントです。依頼内容をはっきりさせることで、自分のニーズや状況に合った税理士を見つけることにつながります。また、税理士との契約内容や料金の交渉をスムーズに行うためにも必要な手順です。

依頼内容を明確にするためには、自分のビジネスの現状や目標、課題や悩みなどを整理しておくことが大切です。また、売上や利益・費用や資産などの数値やグラフなどのデータもあると、なお良いでしょう。データがあれば、税理士に自分のビジネスの状況を具体的に伝えられます。税理士からも、データをもとにしたアドバイスや提案を期待できるでしょう。

しかし、自分のニーズや状況は、ビジネスの状況や市場の変化によって、変わることがあります。そのため、税理士に依頼する内容も、柔軟に対応できる税理士を選ぶことが望ましいです。

旧税理士への不満を明確に

税理士を変える場合、旧税理士への不満を明確にすることで、自分自身のニーズや課題を見直すことができます。また、自分が税理士に何を求めているのか、どうなりたいのかが明確になり、次の税理士との契約の際に活かすことができるでしょう。

さらに、新しい税理士との契約内容やサービスのレベルを決めやすくなり、経営や事業の状況に合わせて税務対策やアドバイスを求めることができます。新しい税理士に期待することや改善してほしいことを伝えることで、良好な関係を築くことにつながります。

コミュニケーションの様子を慎重に確認しよう

税理士を探す際、コミュニケーションの様子を慎重に観察することもポイントです。税理士とのやりとりの方法や頻度、態度などが自分に合っているかどうかを判断しましょう。

コミュニケーションの様子を慎重に観察することで、税理士との信頼関係や相性を判断することができます。また、税理士の対応力や誠実さ、問題解決能力なども、コミュニケーションの様子から推測できます。

しかし、コミュニケーションの方法や頻度への望みは、仕事の忙しさやビジネススタイルによって、変わってくる場合があります。そのため、コミュニケーションの方法や頻度、態度などを柔軟に変えてくれそうな税理士が望ましいでしょう。たとえば、遠方へ出張に行っている際には、オンラインミーティングで対応してくれる税理士であれば、コミュニケーションも取りやすいといえます。

自社事業の業界知識について質問を

税理士選びでは、自社事業の業界知識について質問をすることも重要です。自社の業界に関する質問をすることで、税理士の、自分の事業に対する理解度や関心度を測ることができます。また、税理士が自分の事業に対して、有益なアドバイスや提案をしてくれるかどうかも、質問の回答から推測できます。

自社事業の業界知識について質問をする場合は、質問の内容や難易度を適切に設定することが必要です。また、あらかじめ質問に対する回答を想定しておくと、税理士の実際の回答が自社に合っているものかどうかを判断しやすくなり、さらなる質問もしやすいでしょう。

税理士変更のタイミングや理由は、下記の記事も参考にしてください

関連記事:税理士変更は決算書が引継ぎのカギ?ベストタイミングや手続きの流れを徹底解説

良い税理士とは?

良い税理士のイメージ

良い税理士とは、どんな特徴を持つ税理士でしょうか。業務や連絡が丁寧、対応がスピーディなど、思い浮かぶ特徴があるかもしれませんが、実際の調査アンケートも参考になります。回答が多い項目を中心に、良い税理士の特徴をみていきましょう。

全国の事業主586名を対象として、2017年に行われた事業主と税理士・公認会計士のコミュニケーション実態調査では、「あなたが現在依頼している税理士・公認会計士の方を選ぶ際、決め手になった理由を教えてください」というアンケートを実施しています。

株式会社ミロク情報サービス|会計事務所白書【事業主編】2017年

引用:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所白書【事業主編】2017年

その結果、「基本業務の丁寧さ」と「人柄や人物」の2つの回答が約4割を占める結果となっています。また、上位のランキングは以下のとおりです。

  • 1位:基本業務の丁寧さ
  • 2位:人柄や人物
  • 3位:料金の安さ
  • 4位:ビジネス上のお付き合い・紹介などの関係

税理士を探す際には、これらのポイントを意識して、自社に合った良い税理士を見つけましょう。上記の「決め手」は実際の経営者の回答です。税理士の選び方で参考になるため、詳細を見ていきましょう。

基本業務の丁寧さ

税理士を選ぶ際の決め手として、最も多いのは「基本業務の丁寧さ」です。税理士にとって、基本業務とは、会計帳簿の作成や確定申告の代行など、日々の経理業務をサポートすることです。これらの業務は、経営者にとっても重要なものであり、間違いや遅れがあれば、税務署からの指摘や罰則の対象になる可能性があります。基本業務を丁寧に行ってくれる税理士を選ぶことは、安心した経営にもつながります。

人柄や人物

税理士を選ぶ際、次に多い決め手は「人柄や人物」です。税理士とは、経営者と長期的な信頼関係を築くパートナーです。税理士の人柄は、税理士選びの重要な要素といえます。税理士との相性が良いと、経営者の心理的な負担を軽減することにもつながります。実際、相性で税理士を選ぶ経営者も少なくありません。

料金の安さ

「料金の安さ」を気にする経営者も多いようです。税理士の料金が高額だと、経営者にとって大きな負担になります。税理士の料金は、税理士法によって自由に設定でき、業務内容や規模、時間や回数などによって、金額にばらつきがあります。そのため、料金自体の安さはもちろん、明朗な料金体系か、サービス内容によって価格設定が変わるなど、コースを用意しているかも確認しましょう。

ビジネス上のお付き合い・紹介などの関係

税理士を選ぶ際、「ビジネス上のお付き合いや紹介などの関係」を気にする経営者もいます。これらは、税理士との信頼関係を構築する上で有利に働くと考えられます。たとえば、自分の取引先や知人から紹介された税理士であれば、間に人が入ることで、税理士は丁寧な対応をせざる得ない場合があります。また、同じ業界や地域での紹介であれば、その税理士も自分の業界や地域に詳しいことが期待でき、経営に関するアドバイスや情報提供がスムーズに行えるでしょう。

良い税理士選びのほかの要素

税理士を選ぶ際に、上記の4つの要素以外にも、さまざまな要素を重視する経営者がいます。たとえば「質問や対応などレスポンスの早さ」は、税理士のコミュニケーションのスピードや質を表すため、税理士を選ぶ際の重要な要素です。レスポンスが早い税理士は、経営者にとっても安心感や信頼感を与えるでしょう。

また「税理士の経歴」は、税理士の専門性や実力を示す要素です。税理士の経歴については、税理士としての就業年数や経験事例、所属する税理士会や団体などを確認しましょう。経歴が長い税理士は、税務や会計に関する知識や技術が豊富であることが多く、税務署や金融機関などとの人脈や信用も高いと考えられます。

「地域やエリアの近さ」も、税理士を選ぶ上で重要なポイントとなります。地域やエリアの近い税理士は、面談や打ち合わせなどの対面コミュニケーションをしやすいという利点があるでしょう。これは、経営者と税理士の信頼関係を深めることにもつながります。また、距離的に近い税理士は、地域の経済や産業に関する知識や情報を持っていることが多く、経営者の事業や業界に関するアドバイスや提案にも有利です。

参考:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所検索エンジン「会計事務所白書」

税理士探しでお困り事なら、ぜひ私たち「小谷野税理士法人」にご相談ください。

悪い税理士とは?

悪い税理士のイメージ

税理士を探す際、良い税理士の見極めポイントを知ることが大切ですが、同時に、悪い税理士の見分け方を知っておくことも重要です。

ここでは、前項の「良い税理士とは?」でもご紹介した「事業主と税理士・公認会計士のコミュニケーション実態調査」をもとに、トラブルとなった原因や不満をランキング形式で紹介します。

株式会社ミロク情報サービス|会計事務所白書【事業主編】2017年

引用:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所白書【事業主編】2017年

税理士や公認会計士について、「トラブルになった具体的エピソードについて教えてください」という質問に対し、回答の多かった上位のランキングは以下のとおりです。

  • 1位:アドバイス
  • 2位:態度・口調
  • 3位:価格
  • 4位:ミス
  • 5位:対応・連絡の遅さ

これらの項目について、それぞれ詳しくみていくとともに、悪い税理士の特徴を知り、自分にとって不利益な税理士との契約を避けましょう。

下記のいずれかに当てはまる税理士と契約しないよう、面談を実施し、自分の目で確認してから契約にすすむことが大切です。また、第三者の評判や口コミなども参考になりますので、インターネットなどで検索することも有効でしょう。

アドバイス

税理士とのトラブルの要因として、最も多かったのが「アドバイス」に関する不満です。「経営者の事業や業界に合わない」「具体的でない」「極端に少ない」など、税理士が提供するアドバイスが適切でないケースが多いようです。このような適切でないアドバイスは、経営者にとって無駄な時間やコストになるだけでなく、経営に悪影響を及ぼす可能性もあります。

態度・口調

税理士とのトラブルで、次に多かった要因が「態度・口調」です。税理士が経営者に対して、話し方や態度、表情や仕草など、コミュニケーションの際に示す姿勢や印象が悪いことが要因で、トラブルに発展するケースが多いようです。

態度や口調が悪い税理士は、経営者にとって不快感や不信感を与えるだけでなく、信頼関係の損失につながります。これらは、業務の遅れやミスにつながる可能性もあり、経営者としては税理士の変更を検討する十分な理由になり得ます。

価格

次に多かったのが「価格」に関するトラブルです。顧問料や作業費用など、サービスの対価として請求する内容に、不満の声が上がっています。高い価格は、経営者にとってコストの増加になると同時に、サービスの価値に見合わないと感じるでしょう。

また、不明瞭な価格体系は、経営者にとって不安感や不信感を与え、予算管理上も好ましくありません。「このサービスがこの価格である理由」が分からなければ、適正価格に値下げ交渉することも難しく、経営者を悩ませることになります。

ミス

税理士の「ミス」に関するトラブルも数多く報告されています。会計帳簿の作成や確定申告の代行など、税理士が基本業務を行う際の間違いや遅れなどのミスを犯すケースです。税理士による業務上のミスは、経営者にとって大きなリスクになります。単純なミスであっても、ミスが多い税理士は、経営者に不安感や不信感を与えるだけでなく、追加納税や修正申告などの負担になる可能性もあります。

対応連絡の遅さ

次に多いトラブルは「対応連絡の遅さ」に関するトラブルです。税理士が経営者に対して、質問や要望に応える際や、業務の進捗や結果を報告する際、「レスポンスが遅い」「メールでの問い合わせに返答を忘れる」「訪問がない」といった回答がみられます。対応が遅い税理士とのやり取りは、経営者にとって大きなストレスになります。経営者に不便さを感じさせるだけでなく、税務上のリスクや損失が増える可能性があります。

参考:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所検索エンジン「会計事務所白書」

税理士探しでお困り事なら、ぜひ私たち「小谷野税理士法人」にご相談ください。

良い税理士の見極めポイント

良い税理士の見極めポイント

税理士とは長期的な関係を築くことが望ましいため、税理士を探す際には、慎重に判断することが大切です。信頼できる良い税理士を見極めるには、以下の5つのポイントに注目してみましょう。これらのポイントは、税理士との面談や電話・メールなどでのやりとりで、すぐにわかるものです。

話し方や雰囲気

信頼できる良い税理士は、話し方や雰囲気が穏やかで丁寧、親切であることが特徴的です。税務に関する知識や経験が豊富であっても、話し方が高圧的だったり、雰囲気が冷たかったり、態度が不親切だったりする税理士は、信頼できません。逆に、話し方や雰囲気が安心できるものであれば、信頼できる税理士といえるでしょう。

税理士は、顧客の税務に関する悩みや疑問に寄り添い、解決策を提案するパートナーであるべきです。そのため、話し方や雰囲気で、税理士の人柄や姿勢を判断することが重要です。税理士とのやりとりで、気持ちよく話せるかどうか、相手の言葉や態度に不快感を感じるかどうか、などをチェックしましょう。

年代

信頼できる良い税理士は、年代に関係なく、税務に関する最新の知識や情報を常にアップデートしています。税務は、常に変化するものであり、時代に合わせて学び続けることが必要です。税務に関する最新の知識や情報を持っている税理士は、信頼できます。

一般的には、年代が若い税理士は、税務に関する知識や経験が浅い可能性があります。一方、年代が高い税理士は、税務に関する知識や経験が豊富ですが、最新の知識や情報に疎い可能性があります。そのため、年代を参考にして、税理士の知識や経験のレベルを把握するのもよいでしょう。

ただし、年代だけで税理士を判断するのではなく、他のポイントと総合的に判断することが大切です。年代が若くても、税務に関する知識や経験が豊富な税理士もいますし、逆に、年代が高くても、税務に関する最新の知識や情報に精通している税理士もいます。

税理士の年代を見るときには、税務に関する知識や経験のバランスを考えることが重要です。税理士に依頼する前に、税理士の年代や資格取得年度などを確認しておくとよいでしょう。

経験業界

信頼できる良い税理士は、自分の業界や業種に精通している税理士です。税務は、業界や業種によって、適用される法律や制度、税率や控除などが異なります。そのため、自分の業界や業種に詳しい税理士は、より適切な税務処理や節税対策を提案できます。

また、税理士が、自分の業界や業種に関連する税務調査や訴訟にも対応できるかも重要です。税務調査や訴訟は、顧客の財産や信用に大きな損害を与える可能性がありますが、自分の業界や業種に精通した税理士であれば、あらゆる事態においても頼りになります。

税理士に依頼する前に、税理士の経験業界や業種を確認することが重要です。税理士に問い合わせるときには、自分の業界や業種に関する税務の知識や経験を尋ねましょう。また、税理士のホームページやブログなどで、自分の業界や業種に関する税務の情報や事例を発信しているかどうか、チェックすることも有効です。

税務に関する取り組み方

信頼できる良い税理士は、税務に関する取り組み方が積極的で、柔軟です。税務は、常に変化するものであり、顧客の状況やニーズに応じても変わります。そのため、税理士は、税務に関する最新の知識や情報をキャッチアップし、顧客の状況やニーズに合わせて、最適な税務処理や節税対策を提案するべきです。

また、良い税理士は、税務に関する問題やリスクにも対応できる能力やネットワークを持っています。問題やリスクが生じた際には、迅速に対応し、適切に解決することができる税理士は、信頼できるといえます。

そのため、税理士に依頼する前に、税理士の税務に関する取り組み方を確認することが重要です。税理士に問い合わせるときには、税務に関する最新の知識や情報をどのように入手しているか、顧客の状況やニーズにどのように対応しているか、税務に関する問題やリスクにどのように対処しているかなどを尋ねましょう。

コミュニケーション方法や頻度

信頼できる良い税理士は、コミュニケーション方法や頻度が適切で、円滑です。税理士は、顧客の税務に関する相談や申告を行うだけでなく、税務に関する情報やアドバイスを提供することもあります。そのため、税理士とのコミュニケーションは、税務に関する正確さや信頼性に影響します。

コミュニケーション方法や頻度が不適切だと、税務に関するミスやトラブルが発生する可能性があります。たとえば、税理士がコミュニケーションを取らないことで、顧客である経営者が税務に関する重要な情報を見逃したり、税理士がコミュニケーションを過剰に取ることで、顧客がストレスを感じたりすることがあります。

税理士とのコミュニケーション方法や頻度は、顧客の希望や状況に応じて変えるべきです。税理士に依頼する前に、自分の希望や状況を伝えましょう。また、税理士とのコミュニケーションの中で、「こうして欲しい」という要望があれば、その都度、フィードバックをすることも大切です。

税理士探しでお困り事なら、ぜひ私たち「小谷野税理士法人」にご相談ください。

良い税理士と出会った体験談

高齢化税理士を変更しにくいイメージ

ここからは、小谷野税理士事務所に寄せられた、「良い税理士と出会った体験談」をご紹介します。税理士を変更した経験を持つ、実際の経営者の方々の声をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

経営改善のパートナー

以下は、経営改善の相談ができないことを理由に税理士を変更した、自動車部品メーカーのお客様の体験談です。

創業期からの長い付き合いであった会計事務所は、過去の会計数値のみで、しかも月次数値は2ヶ月後、決算数値や納税金額の知らせも納付期限ギリギリが常態化していました。自動車業界がEV化に進む中、内燃機関に関する製造業の業績悪化への対応などの経営相談には、全く対応してもらえませんでした。

金融機関に相談して紹介してもらった小谷野税理士法人の「過去会計だけでなく未来会計に対応する」というキャッチコピーに共感し、契約しました。

小谷野税理士法人の関与先の中で、同業の社長の紹介を受けて情報交換をしたり、会計事務所に1日合宿して経営改善計画を策定したり、電機業界への進出に相談にのってもらったりと経営の良き相談相手となりました。日常の会計担当者のみではなく、専門分野の異なる事務所スタッフとも付き合えるのがよいと思います。

小谷野税理士法人は、国が認定する公的な中小企業支援の機関であり、各種の補助金の申請から経営計画の策定などの経営相談ができます。

安心して決算を任せられる

以下は、決算や納税額の知らせが遅いことを理由に税理士を変更した、アパレル業のお客様の体験談です。

前の会計事務所は納税額を教えてくれるのが納付期限のギリギリで、納税額が大きい場合は資金繰りに問題が生じる場合もありました。

税理士紹介業者を利用して新たに契約した、小谷野税理士法人では、決算日後40日程度で納税予想の概算額を知らせてくれるので、問題は大きく軽減されました。また、納税が大きくなる場合は、決算の前に決算検討会を実施して、節税の決算対策を行うことができるのが大きな違いだと感じます。ISO取得事務所であることにも安心感があります。

小谷野税理士法人は、税理士業務につき国際品質基準ISO9001を取得しています。2001年に取得して以降、毎年厳しい審査を受けています。

良い税理士を探して、ビジネスを成長させよう

この記事では、税理士の探し方のコツや、良い税理士と悪い税理士の見極めポイントなどを紹介しました。税理士の探し方にはさまざまな方法がありますが、それぞれの注意点も考慮して、自分のニーズに合った良い税理士を探しましょう。

悪い税理士に当たると、経営者のストレスやビジネスの損失につながります。良い税理士と出会うことで、経営者の悩みや負担が減り、ビジネス成長が期待できるでしょう。

経営者にとって、税理士は大切な存在です。良い税理士を探すためには、ポイントやコツがあります。この記事を参考に、自分に合った良い税理士を見つけてください。また、新しい税理士選びが不安だったり、十分な時間が足りない場合は、小谷野税理士法人への相談も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

税理士変更についてのお困り事なら、ぜひ私たち「小谷野税理士法人」にご相談ください。

この記事の監修者

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