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いい税理士の見極めポイント!すぐわかる良い税理士・悪い税理士の特徴をランキングで紹介

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いい税理士の見極めポイント!すぐわかる良い税理士・悪い税理士の特徴をランキングで紹介

税理士を探すとき、どのような基準で選ぶでしょうか。税理士の質やサービスは、会社や個人の経営に大きな影響を与えます。しかし、いい税理士と悪い税理士の見分け方がわからない人も少なくありません。この記事では、税理士の探し方がわからない人のために、すぐわかる良い税理士・悪い税理士の見極めポイントを解説します。また、実際のアンケート結果を元に、いい税理士の見極めポイントをランキング形式でご紹介しているので、自社にぴったりの税理士探しにお役立てください。

良い税理士とは?

良い税理士のイメージ

良い税理士とは、どんな特徴を持つ税理士でしょうか。業務や連絡が丁寧、対応がスピーディなど、思い浮かぶ特徴があるかもしれませんが、実際の調査アンケートも参考になります。回答が多い項目を中心に、良い税理士の特徴をみていきましょう。

全国の事業主586名を対象として、2017年に行われた事業主と税理士・公認会計士のコミュニケーション実態調査では、「あなたが現在依頼している税理士・公認会計士の方を選ぶ際、決め手になった理由を教えてください」というアンケートを実施しています。

株式会社ミロク情報サービス|会計事務所白書【事業主編】2017年

引用:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所白書【事業主編】2017年

その結果、「基本業務の丁寧さ」と「人柄や人物」の2つの回答が約4割を占める結果となっています。また、上位のランキングは以下のとおりです。

  • 1位:基本業務の丁寧さ
  • 2位:人柄や人物
  • 3位:料金の安さ
  • 4位:ビジネス上のお付き合い・紹介などの関係

これらの項目について、それぞれ詳しくみていきましょう。

1位:基本業務の丁寧さ

税理士にとって、基本業務とは、会計帳簿の作成や確定申告の代行など、日々の経理業務をサポートすることです。これらの業務は、経営者にとっても重要なものであり、間違いや遅れがあれば、税務署からの指摘や罰則の対象になる可能性があります。そのため、基本業務を丁寧に行ってくれる税理士を選ぶことは、安心した経営にもつながります。

基本業務の丁寧さを見極めるには、税理士との面談を行いましょう。面談では、税理士の節税支援や決算対策についての考え方や取り組み方を聞くことがポイントです。

また、税理士がどのように会計帳簿を作成しているか、どのように確定申告を代行しているか、どのように税務調査に対応しているかなど、具体的な業務内容や方法を確認することも有効です。面談を通して、税理士の基本業務の丁寧さを判断しましょう。

2位:人柄や人物

税理士とは、経営者と長期的な信頼関係を築くパートナーです。そのため、税理士の人柄は、選ぶ際の重要な要素といえます。税理士の人柄や人物には、専門性や誠実さはもちろん、コミュニケーション能力や相性なども含まれます。

税理士とのコミュニケーションには、経営に関する相談やアドバイスを受けるだけでなく、経営者の悩みや不安を相談することも含まれます。そのため、税理士との相性が良いと、経営者の心理的な負担を軽減することにもつながります。実際、相性で税理士を選ぶ経営者も少なくありません。

人柄や人物を見極めるには、第一印象が大切です。第一印象では、税理士の話し方や態度、表情や仕草など、さまざまな要素が影響します。第一印象で選ぶことが、一番納得できるケースもあります。

しかし、第一印象のみを判断基準にすると、過剰な期待や誤解が生じている可能性もあります。契約してから「こんなはずじゃなかった」といった事態に陥りかねないので第一印象だけでなく、税理士の実績や評判、紹介者の意見なども参考にすることが望ましいです。

3位:料金の安さ

税理士の料金が高額だと、経営者にとって大きな負担になります。税理士の料金は、税理士法によって自由に設定でき、業務内容や規模、時間や回数などによって、金額にばらつきがあります。そのため、料金自体の安さはもちろん、明朗な料金体系か、サービス内容によって価格設定が変わるなど、コースを用意しているかも確認しましょう。

料金は、安さだけでなく、バランスが大切です。料金に見合ったサービスや価値を提供してくれる税理士かどうか、を見極める必要があります。たとえば、補助金申請や節税効果が高い提案を行える税理士は、料金が高くてもコストカットになる場合があります。

また、料金が安くても、基本業務の丁寧でなく、人柄や相性が悪ければ、経営に悪影響を及ぼす可能性があります。金額とサービス内容、税理士の人柄や相性を天秤にかけ、判断しましょう。

4位:ビジネス上のお付き合い・紹介などの関係

税理士を選ぶ際に、ビジネス上のお付き合いや紹介などの関係を気にする経営者もいます。これらは、税理士との信頼関係を構築する上で有利に働くと考えられます。

たとえば、自分の取引先や知人から紹介された税理士であれば、間に人が入ることで、税理士は丁寧な対応をせざる得ない場合があります。また、同じ業界や地域での紹介であれば、その税理士も自分の業界や地域に詳しいことが期待でき、経営に関するアドバイスや情報提供がスムーズに行えるでしょう。

しかし、ビジネス上のお付き合いや紹介などの関係だけで税理士を選ぶことは、リスクが伴うこともあります。自分の取引先や知人から紹介された税理士であっても、基本業務の丁寧さや相性が合わない場合も考えられるからです。

また、自分の業界や地域に詳しい税理士であっても、料金が高い場合やサービスの質が低い場合も考えられます。そのため、ビジネス上のお付き合いや紹介などの関係は、あくまで参考程度にとどめて、他の要素も総合的に判断することが大切です。

そのほか

税理士を選ぶ際に、上記の4つの要素以外にも、さまざまな要素を重視する経営者がいます。たとえば、「質問や対応などレスポンスの早さ」「経歴」「地域やエリアの近さ」です。

税理士とのコミュニケーションは、経営に関する相談やアドバイスを受けるだけでなく、経理業務や税務調査などの緊急事態に対応することもあります。そのため、レスポンスの早さは、税理士のコミュニケーションのスピードや質を表すため、税理士を選ぶ際の重要な要素です。レスポンスが早い税理士は、経営者にとっても安心感や信頼感を与えるでしょう。

また、税理士の経歴は、税理士の専門性や実力を示す要素です。税理士の経歴については、税理士としての就業年数や経験事例、所属する税理士会や団体などを確認しましょう。経歴が長い税理士は、税務や会計に関する知識や技術が豊富であることが多く、税務署や金融機関などとの人脈や信用も高いと考えられます。

地域やエリアの近さも、税理士を選ぶ上で重要なポイントとなります。地域やエリアの近い税理士は、面談や打ち合わせなどの対面コミュニケーションをしやすいという利点があるでしょう。これは、経営者と税理士の信頼関係を深めることにもつながります。また、距離的に近い税理士は、地域の経済や産業に関する知識や情報を持っていることが多く、経営者の事業や業界に関するアドバイスや提案にも有利です。

参考:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所検索エンジン「会計事務所白書」

悪い・ダメな税理士とは?

悪い税理士のイメージ

税理士を選ぶ際には、いい税理士の見極めポイントを知ることが大切ですが、同時に、悪い税理士・ダメな税理士の見分け方も知っておくことも重要です。

ここでは、前項の「良い税理士とは?」でもご紹介した「事業主と税理士・公認会計士のコミュニケーション実態調査」をもとに、トラブルとなった原因や不満をランキング形式で紹介します。

株式会社ミロク情報サービス

引用:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所白書【事業主編】2017年

税理士や公認会計士について、「トラブルになった具体的エピソードについて教えてください」という質問に対し、回答の多かった上位のランキングは以下のとおりです。

  • 1位:アドバイス
  • 2位:態度・口調
  • 3位:価格
  • 4位:ミス
  • 5位:対応・連絡の遅さ

これらの項目について、それぞれ詳しくみていくとともに、悪い・ダメな税理士の特徴を知って、自分にとって不利益な税理士との契約を避けましょう。

1位:アドバイス

税理士とのトラブルの要因として、最も多かったのが「アドバイス」に関する不満です。税理士は経営者に対して、税務や会計だけでなく、経営全般に関する提案や助言を行います。経営者にとって有益な情報や知識を得られるサービスです。

アドバイスに関する不満には、さまざまなものがあります。たとえば「経営者の事業や業界に合わない」「現実的でない」「効果的でない」など、税理士が提供するアドバイスが適切ではない場合は、税理士への大きな不満に発展する可能性が高いです。このような適切でないアドバイスは、経営者にとって無駄な時間やコストになるだけでなく、経営に悪影響を及ぼす危険性もあります。

また「経営者のニーズや課題に対応できていない」「深く掘り下げていない」「具体的でない」など、税理士が提供するアドバイスが不十分であると感じる場合があります。このような不十分なアドバイスは、経営者にとって満足感や信頼感を得ることができないだけでなく、経営の改善や発展につながらない、無意味なものになる可能性もあります。

さらに、税理士が提供するアドバイスが「全くない」「極端に少ない」と感じるケースもあります。アドバイスがない税理士は、経営者にとって価値が少ないパートナーといえます。経営者の期待に応えることができないだけでなく、経営の問題やリスクに気づかない可能性もあるでしょう。

2位:態度・口調

税理士とのトラブルで、次に多かった要因が「態度・口調」です。税理士が経営者に対して、話し方や態度、表情や仕草など、コミュニケーションの際に示す姿勢や印象が悪いことが要因で、トラブルに発展するケースが多いようです。

税理士の態度や口調は、経営者と税理士の信頼関係や相性に大きく影響します。たとえば、「偉そうで上から目線」「自分の意見を押し付ける」「経営者の話を聞かない」など、税理士の態度が大きく一方的だと感じることがあります。このような態度は、経営者にとって不快感や不信感を与えるだけでなく、コミュニケーションの障害になる可能性もあります。

また「気が利かない」「機嫌が悪い」「物言いが厳しい」など、不親切だと感じる事例も多いようです。このような不親切な態度は、経営者にとって不満感や不安感を与えるだけでなく、信頼関係の損失につながります。

さらに「毎月来社すると言いながら来ない」「連絡がつきにくい」「返事が遅すぎる」といった声も上がっています。これらは、業務の遅れやミスにつながる可能性もあり、経営者としては税理士の変更を検討する十分な理由になり得ます。

3位:価格

次に多かったのが「価格」に関するトラブルです。顧問料や作業費用など、サービスの対価として請求する内容に、不満の声が上がっています。

たとえば、税理士が請求する価格が「相場より高い」「仕事量の割に高い」「決算時に高い」などです。このような高い価格は、経営者にとってコストの増加になると同時に、サービスの価値に見合わないと感じるでしょう。

また「明朗な料金体系でない」「価格表がない」「値上げの理由が不明」なども、税理士の価格に対してよく聞かれる不満です。不明瞭な価格体系は、経営者にとって不安感や不信感を与え、予算管理上も好ましくありません。「このサービスがこの価格である理由」が分からなければ、適正価格に値下げ交渉することも難しく、経営者を悩ませることになります。

4位:ミス

税理士の「ミス」に関するトラブルも数多く報告されています。会計帳簿の作成や確定申告の代行など、税理士が基本業務を行う際の間違いや遅れなどのミスを犯すケースです。

税理士による業務上のミスは、経営者にとって大きなリスクになります。単純なミスであっても、ミスが多い税理士は、経営者に不安感や不信感を与えるだけでなく、追加納税や修正申告などの負担になる可能性もあります。

また、税理士が行うミスが「確定申告での不注意」「給与明細などの間違い」などの場合、事業者が税務署や社員などの信用を失う可能性もあります。さらに「指示通りしたら追加納税」「ミスで修正申告を行うことに」という声からも分かるように、税理士を雇っている意味がないようなケースもあるようです。このような税理士を、経営者がダメな税理士と判断するのは至極当然のことといえます。

5位:対応連絡の遅さ

次に多いトラブルは「対応連絡の遅さ」に関するトラブルです。税理士が経営者に対して、質問や要望に応える際や、業務の進捗や結果を報告する際、「レスポンスが遅い」「メールでの問い合わせに返答を忘れる」「訪問がない」といった回答がみられます。

対応が遅い税理士とのやり取りは、経営者にとって大きなストレスになります。「疑問点に関する回答のレスポンスが遅い」「依頼した業務が遅い」「依頼事項が数か月間放置される」など、税理士の対応が遅いと、経営者に不便さを感じさせるだけでなく、税務上のリスクや損失が増える可能性があります。

また、「連絡がつきにくい」「連絡しても返事が遅すぎる」「連絡不備がある」など、連絡が不十分である税理士も多いことが伺えます。このような税理士は、信頼性に欠けると感じてもおかしくありません。税理士の専門性や実力に疑問を持つ可能性もあるでしょう。

対応や連絡のスピードは、税理士のコミュニケーション能力を示す要素です。対応連絡の遅さに関する不満が多い税理士は、悪い・ダメな税理士といえるでしょう。

参考:株式会社ミロク情報サービス|会計事務所検索エンジン「会計事務所白書」

信頼できる良い税理士の見極めポイント

信頼できる税理士のイメージ

税理士は、自分の税務に関するパートナーとして、長期的な関係を築くことが望ましいです。そのため、税理士を選ぶ際には、慎重に判断することが大切です。信頼できる良い税理士を見極めるには、以下の5つのポイントに注目してみましょう。これらのポイントは、税理士との面談や電話、メールなどでのやりとりで、すぐにわかるものです。

話し方や雰囲気

信頼できる良い税理士は、話し方や雰囲気が穏やかで、丁寧で、親切であることが特徴的です。税務に関する知識や経験が豊富であっても、話し方が高圧的だったり、雰囲気が冷たかったり、態度が不親切だったりする税理士は、信頼できません。逆に、話し方や雰囲気が穏やかで、丁寧で、親切であれば、信頼できる税理士といえるでしょう。

税理士は、顧客の税務に関する悩みや疑問に寄り添い、解決策を提案するパートナーであるべきです。そのため、話し方や雰囲気で、税理士の人柄や姿勢を判断することが重要です。税理士とのやりとりで、気持ちよく話せるかどうか、相手の言葉や態度に不快感を感じるかどうか、などをチェックしましょう。

年代

信頼できる良い税理士は、年代に関係なく、税務に関する最新の知識や情報を常にアップデートしています。税務は、常に変化するものであり、時代に合わせて学び続けることが必要です。税務に関する最新の知識や情報を持っている税理士は、信頼できます。

一般的には、年代が若い税理士は、税務に関する知識や経験が浅い可能性があります。一方、年代が高い税理士は、税務に関する知識や経験が豊富ですが、最新の知識や情報に疎い可能性があります。そのため、年代を参考にして、税理士の知識や経験のレベルを把握することができます。

ただし、年代だけで税理士を判断するのではなく、他のポイントと総合的に判断することが大切です。年代が若くても、税務に関する知識や経験が豊富な税理士もいますし、逆に、年代が高くても、税務に関する最新の知識や情報に精通している税理士もいます。

税理士の年代を見るときには、税務に関する知識や経験のバランスを考えることが重要です。税理士に依頼する前に、税理士の年代や資格取得年度などを確認しておくとよいでしょう。

経験業界

信頼できる良い税理士は、自分の業界や業種に精通している税理士です。税務は、業界や業種によって、適用される法律や制度、税率や控除などが異なります。そのため、自分の業界や業種に詳しい税理士は、より適切な税務処理や節税対策を提案できます。

また、税理士が、自分の業界や業種に関連する税務調査や訴訟にも対応できるかも重要です。税務調査や訴訟は、顧客の財産や信用に大きな損害を与える可能性がありますが、自分の業界や業種に精通した税理士であれば、あらゆる事態においても頼りになります。

税理士に依頼する前に、税理士の経験業界や業種を確認することが重要です。税理士に問い合わせるときには、自分の業界や業種に関する税務の知識や経験を尋ねましょう。また、税理士のホームページやブログなどで、自分の業界や業種に関する税務の情報や事例を発信しているかどうか、もチェックすることも有効です。

税務に関する取り組み方

信頼できる良い税理士は、税務に関する取り組み方が積極的で、柔軟です。税務は、常に変化するものであり、顧客の状況やニーズに応じても変わります。そのため、税理士は、税務に関する最新の知識や情報をキャッチアップし、顧客の状況やニーズに合わせて、最適な税務処理や節税対策を提案するべきです。

また、良い税理士は、税務に関する問題やリスクにも対応できる能力やネットワークを持っています。問題やリスクが生じた際には、迅速に対応し、適切に解決することができる税理士は、信頼できるといえます。

そのため、税理士に依頼する前に、税理士の税務に関する取り組み方を確認することが重要です。税理士に問い合わせるときには、税務に関する最新の知識や情報をどのように入手しているか、顧客の状況やニーズにどのように対応しているか、税務に関する問題やリスクにどのように対処しているかなどを尋ねましょう。

コミュニケーション方法や頻度

信頼できる良い税理士は、コミュニケーション方法や頻度が適切で、円滑です。税理士は、顧客の税務に関する相談や申告を行うだけでなく、税務に関する情報やアドバイスを提供することもあります。そのため、税理士とのコミュニケーションは、税務に関する正確さや信頼性に影響します。

コミュニケーション方法や頻度が不適切だと、税務に関するミスやトラブルが発生する可能性があります。たとえば、税理士がコミュニケーションを取らないことで、顧客である経営者が税務に関する重要な情報を見逃したり、税理士がコミュニケーションを過剰に取ることで、顧客がストレスを感じたりすることがあります。

税理士とのコミュニケーション方法や頻度は、顧客の希望や状況に応じて変えるべきです。税理士に依頼する前に、自分の希望や状況を伝えましょう。また、税理士とのコミュニケーションの中で、「こうして欲しい」という要望があれば、その都度、フィードバックをすることも大切です。

良い税理士の探し方とは?

良い税理士の探し方のイメージ

税理士にはさまざまなタイプや得意分野があり、すべての税理士が自分のビジネスに合っているとは限りません。では、どのようにして良い税理士を探すことができるのでしょうか?ここでは、税理士選びのポイントを5つ紹介します。

「紹介だから」とすぐ契約しない

知人や友人など、信頼できる人から税理士を紹介してもらうことで、その税理士の実績や評判を事前に知ることができます。また、紹介者と税理士の間には、信頼関係があるため、税理士も紹介者のためによい仕事をしてくれると期待できます。

しかし、人からの紹介だけで、その税理士との契約に踏み切るのは危険です。なぜなら、紹介者のニーズや状況と、自分のニーズや状況が異なる場合があるからです。

たとえば、紹介者は法人で、税理士は法人の税務に詳しいとします。しかし、自分は個人事業主で、個人事業主の税務に詳しい税理士が必要な場合、紹介された税理士は自分にとって最適ではありません。

したがって、人からの紹介を受けた場合は、その税理士に会って、自分のニーズや状況に合ったサービスを提供できるかどうか、を確認することが重要です。紹介されたからといって、税理士とすぐ契約するのは避けましょう。また、税理士の料金や契約内容、対応のスピードや品質なども、他の税理士と比較して、納得できるかどうかを判断しましょう。

「近所」にこだわらず相性で選ぶべき

税理士を探す際、近所にある税理士事務所に依頼することは、一見すると便利なように思えます。しかし「近所」という理由だけで税理士を選ぶことはおすすめできません。

近所に良い税理士がいれば、便利であることは間違いありませんが、近所にあるからといって、自分のビジネスに理解があるとは限らないからです。距離的な近さを理由に、自分のニーズや状況に合わない税理士を選んでしまうと、後悔することになりかねません。

また、近所に事務所を構える税理士でも、必ずしもスムーズなコミュニケーションを取れるとは限りません。近所にいなくても、オンラインでのやりとりや訪問対応などで、十分にコミュニケーションができる税理士もいます。

したがって、税理士選びでは「近所」にこだわらず、自分との相性で選ぶべきです。多少距離が離れていても、相性の良い税理士と契約する方が、ビジネスの成長にとって大きな力になるでしょう。

見積りを取って数社比べる

税理士の料金は、税理士の経験や実績、提供するサービスの内容や範囲、契約の期間や回数など、さまざまな要素によって決まるもので、税理士によって異なります。そのため、税理士選びでは、見積りを取って数社比べることがおすすめです。

見積りを取って、税理士の料金の相場や、自分の予算に合うかどうか、を確認しましょう。また、見積りを比べて、税理士の料金とサービスの内容、実績や評判のバランスなどを判断するとよいでしょう。

しかし、見積りを取って比べるということは、必ずしも「安い」税理士を選ぶということではありません。安い税理士がいれば、コストを抑えられることは間違いありませんが、自分のニーズや状況に合わないことも考えられます。また、品質や対応に問題があるかもしれませんし、追加料金や解約料などで、実際には高くつくかもしれません。

したがって、税理士選びでは、見積りを取って比べることは大切ですが、料金だけでなく、サービスや実績なども総合的に考慮することが重要です。料金と品質のバランスの良い税理士を選ぶことで、ビジネスの効率化につながるでしょう。

依頼内容をはっきりさせる

税理士に依頼できる内容は、税務や会計だけではなく、経営や財務、法務など、さまざまな分野に及びます。また、税理士に依頼できる内容は、単発的なスポット契約のほか、定期的な契約や、月や年単位の継続的な契約もあります。

そこで、税理士選びでは、自分が税理士に依頼したい内容を明確にすることがポイントです。依頼内容をはっきりさせることで、自分のニーズや状況に合った税理士を探すことができます。また、税理士との契約内容や料金の交渉をスムーズに行うことにもつながります。

しかし、自分のニーズや状況は、ビジネスの状況や市場の変化によって、変わることがあります。そのため、税理士に依頼する内容も、柔軟に変えることができる税理士を選ぶことが望ましいです。

旧税理士への不満を明確に

税理士を変える場合、旧税理士への不満を明確にすることで、自分自身のニーズや課題を見直すことができます。また、自分が税理士に何を求めているのか、どうなりたいのかが明確になり、次の税理士との契約の際に活かすことができるでしょう。

さらに、新しい税理士との契約内容やサービスのレベルを決めやすくなり、経営や事業の状況に合わせて税務対策やアドバイスを求めることができます。新しい税理士に期待することや改善してほしいことを伝えることで、良好な関係を築くことにつながります。

良い税理士と出会った体験談

良い税理士との体験談のイメージ

ここからは、当サービス「のびよう会計」を運営する、小谷野税理士事務所に寄せられた、

「良い税理士と出会った体験談」をご紹介します。税理士を変更した経験を持つ、実際の経営者の方々の声をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

税務調査対応の不満からの税理士変更体験談

以下は、税務調査対応の不満を理由に税理士を変更した、WEB製作会社のお客様の体験談です。

前の会計事務所は税務調査にあたって、会社側の味方なのか税務署側の立場なのか分からなくなることがありました。税務署と一緒になってダメだしされることに、大きな不満もありました。

銀行から紹介を受けた小谷野税理士法人では、職員として国税局出身の方が複数人在籍し、国税のOBの方の顧問も多くいらっしゃるとのことでした。実際の税務調査にあたっては「会社側」という徹底したスタンスで対応してくれるので、修正内容も当初の指摘から穏やかな内容になりました。

小谷野税理士法人は、いつ、何時もお客様の立場に立った顧問をしています。税務調査の経験が豊富な国税OBも二人在籍しておりますので、事前準備や対応がスムーズかつ、調査官への交渉や反論など適切な主張を行います。

担当者との相性の悪さからの税理士変更体験談

以下は、担当税理士との相性の悪さを理由に税理士を変更した、飲食業のお客様の体験談です。

前の会計事務所の担当者は、毎回のように遅刻し、質問に対する回答も遅く、言葉使いも上から目線の言葉が多く、相性が悪いので、所長さんに担当者の変更を何度も求めました。しかし、会計事務所が小規模で担当者人数が少なく、変更ができないと言われました。

税理士紹介業者を通じて契約した小谷野税理士法人は、職員数が多いので、担当者に不満が出たとしても、変更が可能と聞いています。ちなみに、現在の担当者に不満はありません。また、職員数が多いだけでなく、資金調達や補助金など専門分野が異なるスタッフを多く抱えている安心感があります。会計事務所はある程度規模がないと、サービスの品質に問題があるように感じてしまいます。

小谷野会計には18人の税理士が在籍しています。カスタマーサポート担当者や事務員も多く、スムーズな連絡を心がけています。

良い税理士を見極めてビジネスを成長させよう

この記事では、良い税理士と悪い税理士の特徴や見極めポイント、探し方のコツなどを紹介しました。良い税理士は「基本業務が丁寧」「人柄や相性が良い」「料金が適正」などの特徴があります。信頼できる良い税理士を見極めるには、話し方や雰囲気、年代、経験業界、税務に関する取り組み方、コミュニケーション方法や頻度などをチェックすることが大切です。

悪い税理士に当たると、経営者のストレスや損失につながります。良い税理士と出会うことで、経営者の悩みや負担が減り、ビジネスの成長が期待できるでしょう。

経営者にとって、税理士は大切な存在です。良い税理士を探すためには、ポイントやコツがあります。この記事を参考に、自分に合った良い税理士を見つけてください。また、新しい税理士選びが不安だったり、十分な時間が足りない場合は、のびよう会計への相談も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

税理士変更についてのお困り事なら、ぜひ私たち「小谷野税理士法人」にご相談ください。

この記事の監修者
池田 大吾小谷野税理士法人
カルフォルニア大学アーバイン校卒業、大手生命保険会社勤務を経て2007年小谷野税理士法人に入社。
会計、税務、経理実務の支援業務から各種補助金の相談・申請業務、企業及び個人のリスクマネジメントのコンサルタント業務を行う。
銀行はじめ多くの金融機関、会計・税務・財務業界に多くの人脈を持ち、企業財務のマルチアドバイザーとして活躍。
税理士「今野 靖丈」

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