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当座借越とは?当座貸越との違いや利用するメリット・デメリットについて

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当座借越とは?当座貸越との違いや利用するメリット・デメリットについて

法人にとって当座借越は、一時的な資金不足を補うための手段です。法人が当座借越を利用すると、急な支払いや一時的な資金不足に対応できるため、事業運営を円滑に進められるでしょう。しかし、当座借越にはメリットだけでなくデメリットも存在します。この記事では、当座借越の仕組みやメリット・デメリット、当座貸越の違いなどについて、詳しくご紹介します。

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当座借越とは

当座借越とは、法人の預金口座の残高が不足した場合、預金口座の開設時に設定した当座借越の限度額まで、銀行から借り入れする仕組みを指します。

当座借越を利用すれば、法人が小切手や手形を振り出した際に預金口座の残高が不足していても、不渡りを回避できます。

ただ、当座借越を利用するには、法人と銀行が当座借越契約を結ぶ必要があるため注意してください。

例えば、法人が100万円まで借り入れできる当座貸越契約を銀行と結んでいれば、当座預金残高が50万円であっても、不足分の50万円も引き出せます。

ただし、当座預金残高を超えて引き出した不足分は借金として扱われるため、利息が発生する点を覚えておきましょう。

参考:残高が少ない時でも… ~当座借越~

法人が当座借越を利用するメリット

メリット

当座借越は、法人と銀行が当座借越契約を結んでいれば、限度額の範囲内でいつでも借り入れできる制度です。この章では、法人が当座借越を利用するメリットについて、詳しくご紹介します。

急な資金不足に対応できる

法人が当座借越を利用するメリットは、急な資金不足に迅速に対応できる点です。

通常の融資の場合、資金が必要になるたびに申請や審査が必要なため、融資を受けるまでに時間がかかるでしょう。しかし、当座借越は、当座貸越契約を結んで借入限度額を設定すれば、限度額の範囲内であればいつでも借り入れが可能です。

そのため、予期せぬ資金不足に迅速に対応でき、小切手の不渡りや経営の赤字などのトラブルを防げます。小切手の不渡りは法人としての信用を失うため、事前に回避できる点はメリットではないでしょうか。

返済の自由度が高い

当座借越は、返済の自由度が高い点も魅力です。当座借越は随時返済が可能で、指定の口座に入金すれば、自動的に借り入れた分が返済できます。法人のキャッシュフローに応じて無理なく返済できるでしょう。

参考:当座貸越型ローン<パートナー>

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法人が当座借越を利用するデメリット

デメリット

法人が当座借越を利用する際は、いくつかの点に注意する必要があります。この章では、法人が当座借越を利用するデメリットについて、詳しくご紹介します。

審査が厳しい

法人が当座借越を利用するデメリットは、審査が厳しい点です。

当座借越は限度額の範囲内であれば、法人が資金を自由に借り入れできるため、銀行にとってはリスクが高い制度です. そのため、銀行が審査基準を厳しく設定しており、当座借越契約を締結できる法人は限られています。

審査基準は銀行によって異なりますが、業歴が短い、直近の決算が赤字などの場合は審査が通りにくいため注意してください。

金利が高めな傾向にある

法人が当座借越を利用するデメリットは、金利が比較的高めに設定されている点です。

当座借越は銀行にとってリスクが高い制度のため、貸し倒れを防ぐために金利を高めに設定されています。法人の返済が長引けば、利息が増えて負担が大きくなるでしょう。

当座借越は随時返済が可能ですが、資金に余裕がある場合は、借り入れ分を速やかに返済するのが望ましいのではないでしょうか。

借りすぎてしまうリスクがある

当座借越は、借りすぎにつながる恐れもあるでしょう。極度額の範囲内であれば、自由に資金を借り入れできることからです。

当座借越の契約期間は1年が一般的で、期限を迎える際には更新のための審査が行われます。更新の審査に通らなかった場合、借り入れを一括返済するリスクも存在するため、資金計画に適した借り入れを行ってください。

当座借越と当座貸越の違い

当座借越と当座貸越は、実質的には同じ金融サービスを指します。銀行から見た視点か、法人から見た視点かで呼び方が異なる点を覚えておきましょう。

当座借越は、法人が銀行にお金を借りている状態を指します。法人の当座預金口座の残高が不足し、銀行から借り入れを行った際の債務を指す勘定科目です。

一方、当座貸越は、個人や法人などに関わらず、銀行がお金を貸している状態を表します。例えば、総合口座の普通預金残高が不足した際に、定期預金などを担保として自動的に融資を行う機能も当座貸越と呼ばれます。

法人が当座借越を利用したときの会計処理方法

のれん会計のイメージ

法人が当座借越を利用した場合、会計処理には「一勘定制」と「二勘定制」の2つの方法が存在します。どちらの方法を選択しても、最終的な財務諸表に与える影響は同じですが、記帳の方法が異なるため注意してください。この章では、法人が当座借越を利用したときの会計処理方法について、それぞれ解説します。

一勘定制

一勘定制は、資産科目である当座預金と負債科目である当座借越を区別せず、「当座」という一つの勘定科目のみで仕訳を行う方法です。

例えば、買掛金決済のために、当座預金残高を超える小切手を当座借越を通じて振り出した場合です。実際に決済した買掛金は借方、不足額は貸方に当座勘定を記帳してください。

一勘定制は、会計処理の手間が少ない点がメリットです。実際に、中小企業で多く用いられています。しかし、仕訳を見ただけでは実際の法人の残高が把握できないため、当座勘定を確認する手間があるでしょう。

参考:当座借越とは?一勘定制と二勘定制の違いを解説

二勘定制

二勘定制は、資産科目である当座預金と負債科目である当座借越を区別して仕訳を行う方法です。

二勘定制は、当座預金残高がプラスの場合は当座預金勘定を、残高が不足し当座借越が発生した場合は当座借越勘定を用いて仕訳を行います。

二勘定制は一勘定制に比べて仕訳の手間がかかりますが、法人の資金の流れを正確に記録できるでしょう。そのため、会計上のミスを防げて、当座預金と当座借越の状態を把握しやすい点がメリットではないでしょうか。

まとめ

当座借越は、法人にとって一時的な資金不足を補える手段です。当座借越は限度額の範囲内であれば自由に借り入れでき、返済の自由度が高いメリットがあります。しかし、審査基準が厳しい点や金利が高い点などのデメリットも存在するため注意してください。

会計処理においては、一勘定制と二勘定制の二つの方法があるため、ぜひ覚えておきましょう。

その他にも、融資や資金調達についてのお困りごとやご相談があれば、ぜひ小谷野税理士法人までお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者
池田 大吾小谷野税理士法人
カルフォルニア大学アーバイン校卒業、大手生命保険会社勤務を経て2007年小谷野税理士法人に入社。
会計、税務、経理実務の支援業務から各種補助金の相談・申請業務、企業及び個人のリスクマネジメントのコンサルタント業務を行う。
銀行はじめ多くの金融機関、会計・税務・財務業界に多くの人脈を持ち、企業財務のマルチアドバイザーとして活躍。
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