マーフィーの法則はご存知ですか。
そうですか、知っていますか。
ではまた。
ごめんなさい、間違えました。
マーフィーの法則は、あらゆる事象は想定できる限り最悪の事態になる。という考え方です。
わかりやすいのかどうかわかりませんが、よく言われる例としては、
・バターを塗ったトーストはかならずバターを塗った面が地面に着地する。
とか、
・傘を買った日に雨は降らず、傘を忘れた日に雨が降る。
とか。
マーフィーの法則の便利なところは考えうる限り最悪の事態であれば、どんなものでもこれに摘要するという汎用性の高さです。
ところで、猫という動物がいますね。猫は高いところから落としてもかならず脚から着地します。これは頭部よりも体のほうが重いことからおこる現象です。ともかく、猫は必ず足から着地できるものとします。
では、パンのバターを塗っていない面に、この猫を貼りつけるとどうなるでしょうか。
これが「バター猫のパラドックス」と呼ばれる思考実験です。
マーフィーの法則によれば、パンは必ずバターを塗った面から落下しますが、猫は脚から着地できる能力を持っていますので、空中でひっくり返ります。しかし、パンは必ずバターを塗った面から落下すえうので、空中でひっくり返ります。こうして猫を貼ったパンは空中で開店を続け落ちることがない。
というのが「バター猫のパラドックス」です。
しかしこれではなんの解決にもなっていませんね。
そもそもどうしてパンはバターを塗った面から落ちてしまうのでしょうか。
どうすれば、パンがバターの面から落ちるのを防げるでしょうか。
と、ここまで書いて、このままだとイグノーベル賞について書かなくてはならなくなるとわかりました。
誰が読んでいるのか知りませんが、みなさんも考えてみてください。続きがあれば、また次回にでも。
ではまた。