『とどきますか、とどきません。
光りかがやく手に入らないものばかり見つめているせいで、
すでに手に入れたものたちは足元に転がるたくさんの屍になってライトさえ当たらず、
私に踏まれてかかとの形にへこんでいるのです。
とどきそうにない遠くのお星さまに向かって手を伸ばす、
このよくばりな人間の性が人類を進化させてきたのなら、
やはり人である以上、生きている間はつねに欲しがるべきなのかもしれない』
あ、
8月14日はお盆の中日って言うんですか?
大事な1日なんですかね?巨人戦?
まあなんでもいいです、こんにちは。
7月があまりにも暑かったせいでちょっと過ごしやすいような気が、しませんね。
『足りますか、足りません。
でもいいんじゃないですか、とりあえず足元を見てください、
あなたは満足しないかもしれないけど、けっこう良いものが転がっていますよ。
色あせてなんかいません、まだ十分使えます。
他の誰かにとっては十分うらやましいんじゃないですか、そのふちが欠けたマグカップ。
水玉柄がかわいい。求めすぎるな、他人にも自分にも』
綿矢りさ著「勝手にふるえてろ」より。
ちょっと持ってきた引用が長すぎて中身が薄くなってしまいましたね。
ではまた。