お盆で帰省中、実家から福岡の繁華街、天神に買い物に行くためにバスに
乗ったときのこと。
昼下がりの時間帯だったからなのか、路線の特徴なのか、途中から
お年寄りの方がどんどん乗ってくる乗ってくる。
そして、とあるバス停を過ぎたとき、事件は発生しました。
3つの座席をめぐって、5人で譲り合い合戦が発生。
当事者は、私の他に、かなりお年を召したお婆さん、元気そうであるが結構お年の
お爺さん、その奥さんである比較的若いお婆さん、そして若い妊婦。
私が席を譲るのは当然として、もう一人誰が座るべきか見極めがつかないまま、
「私は昔大工をしておりましたし元気ですから。」
「私、全然平気ですし。」
座席の譲り合いが続くこと数分、そして運転手さんが一言
「早く座って貰わないと危ないですよ!!」
その路線は55番。福岡市内でも有数の狭隘な道を走る路線。
俗称「山越え」と呼ばれる道を、右に左に上に下にくねくねと走って行く。
常日頃、お年寄りの転倒事故に神経をとがらせているバスの運転手さんにとっては、
座席の譲り合いも、早く決めて座って貰わないと危険な行為に・・・。
しかし、自分の席を譲るのは決められても、
もう一人誰が席を譲るかは私が決められないし、
3席の座席に対しこの5人の巡り合わせになった時点で
既に詰んでしまっていませんか・・・!?
バスに乗るときに、すぐ後ろに来ていた152番とどちらに乗るかが
詰むかどうかの分かれ道だったのか・・・?