『この世をば 我が世と思ふ 望月の
欠けたることも 無しと思へば』
百人一首にも載ってる藤原道長の句です。
意味はあえて説明せずともわかりやすいような気がしますので割愛しますが、
道長さんは摂関政治の礎を築いた人で政治にだいぶ精通していましたから、
それはそれは、この世は我が世と思ったことでしょう。
そんな道長さんが、この句を詠むにいたった満月が、なんとちょうど千年前の今月の満月なのだそうです。
旧暦なので10月になってしまいますが・・・今月の満月は23日でした。
天気もよくてきれいに見えていましたが、千年を経ても変わらないものがあるということですね。
さて、今年も暮れが迫ってきましたね。
暮れが迫れば年末調整。
年が明ければ確定申告。
業界的にも忙しくなってきますが。
まぁ、こちらも、変わりませんね。
『軽くて前向き…。
それって、要するにペラペラで何か重たいものから目を背けて、
深刻な状況に目を瞑って、見て見ぬふりをして逃げてるだけじゃないだろうか。
ただ、前の方に逃げてるというだけで、逃避に変わりはないのじゃないか。』
京極夏彦著「ルー=ガルー2」より。
ではまた。