「雷の後は、雨がつきものだ」
はい、こんばんは。
4月27日はソクラテスさんが処刑された日です。
このブログの読者さんなら昨年私が書き記していた哲学ブログを読んでいるはずなので、
ソクラテスさんもきっとご存じかと。そう、ご存じソクラテスさんです。
ソクラテスさんは哲学を広めようとしていたわけですが、
「ソクラテスは国の定める神々を認めず、他の神ダイモンを説き、
若者を堕落させる罪を犯している」
ということで投獄され、罰せられることとなったわけです。
昨年紹介した「ソクラテスの弁明」はこのときのものですね。
そのため、4月27日は「哲学の日」と呼ばれています。
こちらもこのブログの読者さんならご存じかと思いますが、
私は歴史に裏打ちされた「今日はなんの日」が大好きです。
で、この4月27日、哲学の日であると同時に「悪妻の日」とも呼ばれています。
悪妻というのは、ソクラテスさんの奥様クサンティッペさんのことです。
こちらもソクラテスさんの命日にちなんでつけられた日なんですね。
しかしながら、言うほど悪妻エピソードがなくて面白くありません。
というか、ソクラテスさんの弟子が
「どうしてまずあの奥さんを教育しないんだよ」
と、ソクラテスさんに食って掛かったとか、
また別の弟子に「もう離婚したら?」と言われたソクラテスさんが、
「あれとうまくやれたら、誰とでもうまくやれるよ」
と、笑い飛ばしたとか、とにかくソクラテスさんのほうから
嫁が悪妻であると意図的にねつ造したとしか思えないですよね。
で、冒頭の一文ですが、、、
これは嫁に怒られた挙句、水をかけられたソクラテスさんが、
うまいこと言った感たっぷりにしてやった話です。
いや、してやったかどうかは実際には知らないので憶測ですが。
実際、その奥さんもソクラテスが処刑された後は取り乱して涙した
という話も残っていて「悪妻の涙」とかセンスのないタイトルがついていました。
さすがにもう悪妻なんて言われても全然そんな感じはしないというか、
普通に仲良し夫婦だったとしか思えないわけですが、
とにかく、4月27日は「哲学の日」で「悪妻の日」です。
ちなみに、処刑が決まり投獄されたソクラテスさんを脱走させるために、
弟子たちが救出にいった際にソクラテスさんは、
「悪法もまた法である」と脱出を拒否したといわれています。
奥さんのところに帰りたくなかったとか書かれていましたが、
このとき60代後半で、逃亡する体力がなかっただけじゃないかなー
ソクラテスさんは結局、若者と討論会まがいの遊びに興じて、
経済的にも裕福ではなかったけど、嫁には恵まれて、
なんやかんやで長生きして、幸せだったんじゃね―の?
というのが私の素直な感想です。
ではまた。