季節はもう秋。 先日は、中秋の名月が良く見えました。 満月は少しの期間お休みで、来年以降はしばらく月が欠けてしまうそうですね。 日本では、お餅をつく「うさぎさん」が月の中にみえると言われています。 世界においても、それはカニや女性、ライオンなどと、見え方・感じ方を変え、愛でられているようです。
ただ、私は、昔読み聞かせられたお話しの影響もあり、日本のうさぎさんがしっくりきています。
子供の頃に、月に昇ったうさぎのお話を聞いた覚えはありませんか。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 昔、うさぎとキツネとサルが仲良く暮らしていました。 そんなある日、3匹は疲労で倒れた老人を見つけました。 キツネとサルは、それぞれお魚や木の実を差し出しましたが、草を主食にしていたウサギは差し出すものがありません。 そこで、「自分の肉をさしあげます」と燃え盛る火の中に身を投じました。 その慈悲深さに感銘を受けた老人(実は神様でした・・・)は、ウサギを天に昇らせ永遠の命を授けました。 ------------------------------------------------------------------------------------------- ん~切ない。 日本の童話では、「カチカチ山」や「うさぎとかめ」、「いなばのしろうさぎ」のように、
ちょっといたずら好きの勝気なキャラで登場する機会が多いのですが、
うさぎさんのあの愛くるしい顔・ふかふかの癒し皮をみると、本当のキャラはこちらのような気がしてきます。 しかし、どうでしょう。 ずっと、お餅をつき続けなければならないとしたら、それはそれでうさぎさんにとっては、罰ゲームなのでしょうか。 お餅を食べている、もしくは臼の周りで跳ねているうさぎさんであったら、もっともっと幸せな姿に見えたのに~。 月のクレーター、どうにか動かないものかしら。