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2011年06月10日 絶対に負けられない戦い2011 その4

遂に準々決勝。

ここまでくることを誰が予想していたことか。
ワールドカップの勝敗をことごとく的中させた、パウルくんでも当てることは難しかったはず。

満身創痍の五人。YTも、ここで負けて、終わりにしたいとも一瞬頭をよぎる。
だが、ここまできた五人。そこは声を掛け合い、なんとかYTの気持ちを盛り立てていく。
最後まで走ろう。
最後まで戦おう。

試合開始。
交代要員なく、休みなく走り続けた五人は、限界寸前。序盤から防戦一方の展開であった。
ただ、戦い方が明確であり、チームの意思が統一されていたのが逆にいい方向に働いていたのかもしれない。
相手も、簡単に勝てると踏んでいたはずだが、攻めあぐねていた。
が、前半も終わろうとしていた時間帯に、早い攻勢により数的不利な状況を作られ、遂に均衡を破られてしまった。

後半。
一点を奪い返さなければならないが、なかなか思うように進まない。
前半に続き、守りに多くの時間が割かれた。
疲れで朦朧とする中、体を投げ出すしか術もなかった。
最後はもう意地でも点を取られないように、闘った。
それはゴールを守ると同時に、プライドを守る闘いでもあった。

試合終了。
ここまでだった。ただ、充実感は誰もが抱いた。
その快進撃は、新設校にして静岡ベスト8を果たした掛川イレブンのようでもあった。

この闘いはこれから先もまだまだ続く。
僕らは大きな一歩を残したはずだ。

打ち上げに続く。

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