いよいよ2025年も9月に入りました。暦では秋のはじまりですが、うだるような暑さが続いており気温的には夏です。クーラーがないと眠れない夜はまだ続きそうです。
そんな時期ですが、私は秋の訪れを感じつつあります。それは・・・
毎年恒例の“実家の稲刈り手伝い”の日が近づいているからです🌾🌾🌾
実家は代々続く小さな、小さなコメ農家。
祖父、父、兄を軸に、一年を通してだいたいこんなことをやっています。
- 冬⛄:田んぼの整備や機械の点検、種もみの準備
- 春🌸:田起こし、代かき、箱入れ、苗づくり、田植え
- 夏🌻:草取りや水管理、害虫対策
- 秋🌾:稲刈り、乾燥、籾摺り、袋詰め
私は主に苗づくり、田植え、稲刈りの時に手伝う程度で、ずっと関与しているわけではありません。
ですが稲刈りは、やはり一年の集大成。「今年も無事にここまで来たなあ」と感慨深くなる時期です。
せっかくですので、去年のことを振り返ってみます。
稲刈りの日の前日に実家に帰り、当日は7時に作業開始。軽トラックを運転し、実家から少し離れた田んぼに向かいます。父が運転するコンバイン(最後に掲載している画像のような機械です)が到着したら作業開始。黄金色に揺れる稲穂の中、コンバインが唸りを上げ、イナゴが空を舞います。私も泥に足を取られながら、汗をかきながら稲の香りに包まれて稲を刈る・・・と思われますが、実際はコンバインの刈り残しを処理するくらいで、私は軽トラックの中で待機することが多いです。
コンバインの中が籾でいっぱいになったら、軽トラックの乗せている、人の丈ほどある大きな袋かコンテナに入れていきます。大きな音を立てながら、コンバインの後方についている長い筒から籾が勢いよく出て袋やコンテナを満たしていきます。袋の場合は籾の入れ方を適当にしてしまうと運ぶ最中にカーブで荷崩れを起こしてしまうリスクが高くなるため、籾を受ける位置の調整やもみを均すなど気を付けています。
袋やコンテナがいっぱいになったら、家で食べる分は実家の乾燥機にかけ、適度な水分量になったら籾摺りへ。売る分はカントリーエレベーター(大きな倉庫のような場所です)に持っていきます。農作業というよりは運送に近いですが、毎年恒例の仕事です。
疲れますが、普段のデスクワークで疲れた脳には良い刺激のようでして、毎年この時期にはなるべく手伝いに行っています。手伝うことで実家からお米を送ってもらえるので、そんなたくらみも持ちつつ・・・
そんな私の秋の訪れでした。皆さんも自分だけの秋、見つけてみてください!