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2025年08月29日 / 投稿者:Hasegawa ギャンブルで負けない方法

以前のブログで触れた大栗博司さんの著書

「数学の言葉で世界を見たら」という本に、

“ギャンブルで負けない方法”が紹介されていました。

 

コイン投げで、

表が出たら1円もらえ、裏が出たら1円払うゲーム。

最初にm円持って、1円ずつ賭けていくとする。

N円になったら引き際として止めることとし、

目標のN円に到達するか、ゼロ円で破産するまで続ける。

 

表が出る確率をp、裏が出る確率をqとし、

最初の元手mを100円、目標金額Nを200円とすると、

表と裏の出る確率が50%の場合、p=q=50%となり、

目標金額N円を達成する確率は、m/N=100/200=50%。

つまり、コインの表裏の出る確率が同じならば、

100円を200円にすることは50%の確率で可能とのこと。

 

しかし、もしも、コインにほんの少し細工がされていて、

p=49%、q=51%と、裏が出て1円失う確率が1%だけ

高くなっている場合、m円がN円になる確率は、

約2%となり、約98%の確率で破産してしまう。

逆に、pが1%でも高いと、98%の確率で元手が倍になる。

 

この確率の公式から、次のような教訓が導かれるかもと。

 

「何かで大きな成功をした人は、普通の人にはない特別な

才能があるように見えるかもしれない。もちろんそういう

場合もあるけれど、普通の人とあまり変わらなくても、

積み重ねる確率をほんの少しずつ有利にするだけで、

長い目で見て大きな差ができてしまうこともある。」

 

ギャンブルで負けない方法を学ぶつもりが、

日々の積み重ねの大切さについて、反省させられました。

 

 

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