という本を読みました。
ロケット、宇宙エレベーター、衛星、スペースポート、
宇宙ホテルから、宇宙法、宇宙保険、ファイナンスなど、
様々な分野で具体的な企業や人物が登場します。
その中でも注目は「月に水はあるか?」という一節でした。
かつてアポロ計画で持ち帰られた月の石の分析結果から、
月には水はほぼ存在しないと長く考えられていたところ、
30年くらい前のNASAの探査機の観測結果からは、
月には最大で60億トンの水が存在する可能性があるとされ、
数年前のインドの月周回衛星の観測データでは、
「月に水が存在する決定的証拠」が発見されたとか。
一方、最新の研究では、考えられているより月の水は少ない
のではないかという説も出ているそうです。
しかし、本当に月に実用に耐え得るだけの水があるのかは、
実際に月面を掘って調べてみないとわからないと。
ということで、来週金曜日(6月6日午前4時24分)、
日本の宇宙ベンチャー、アイスペース社の月着陸船が、
いよいよ月面着陸に再度挑戦予定とのことです。
成功すれば民間ではアジア初(世界では3社目?)の快挙!
これを足掛かりに月面探査が進むでしょうか。
当日は早起きをして月を見上げてみようと思います。