あまり普段テレビを見ないのですが、「吉田類の酒場放浪記」という番組だけは、
時間が合えばつい見ています。
BSで毎週月曜夜9時から1時間放送されていまして、一種のグルメ番組(?)です。
吉田類という、酒場ライターなるちょっとダンディなおっさんが、地元の飲み屋に行って、
酒飲んで、つまみ食べて、店員やらお客やらと談笑するだけの番組です。
1店舗15分で、毎回4店舗づつ計60分というシンプルな構成。
「今日は○○に来ました!」って感じで始まり。店に入って、酒や肴を注文して、いい感じに酔って、店主や客と触れ合って、店から出てくる。
「いやー、いいお店でした。この近くにまだいいお店あるんですよね。私はもう1件寄ってから帰りま~す。」と吉田氏は言い残して去っていく。去り際に何故か1句詠んで、15分終了。
毎回ほぼ同様の流れで店を紹介して行きます。
私も、酒は強くないけれど好きなほうでして、この番組の吉田氏に感情移入して、うまそうだなーとか、楽しそうだなとか思いながら毎回見ています。
紹介される飲み屋は超ローカルで、紹介されてもこっちとしてはおそらく自分では行くことはないような、マニアックな店ばかりです。
そんな店に吉田氏は果敢にも一人で(まあ当然スタッフも連れているとは思いますが)入って
常連さんの輪に加わって楽しそうに飲むわけです。
言ってみれば常に吉田氏的にはアウェーな状態なのですが、そこは吉田氏のキャラで、うまく店に溶け込んで非常に楽しそう。
私の人生の目標の一つのような、おっさん像です。
既にDVD化もされているようでして、もしかすると買ってしまうかも。(親父が飲み屋で飲んでいる映像が延々流れるだけですが)