『ビュリダンのロバ』
~~ロバは、左の道の先と右の道の先に干し草を見つけた。
ほぼ同じ距離、ほぼ同じ量の干し草が置かれている。どちらの干し草も美味しそうだ。
「どちらの干し草を食べるのがいいだろうか?」
ロバは迷った。左に二、三歩行くと、右のほうが良さそうに思えてくる。右に二、三歩行くと、左のほうが良さそうに思えてくる。
そんなことを続けているうちに、ロバはとうとう餓死してしまった~~
『100の神話で身につく一般教養』(エリック・コバスト著)
えーー!
超怖い話でしたね。
『ビュリダンのロバ』は、フランス中世の哲学者であるジャン・ビュリダンさんが作った話だそうです。
餓死するまで迷ったロバの話。
こんなの教訓があるとかないとかそういう話じゃないですよね。
とはいえ、そうか、そうですね。
重要かどうかはともかく、決断を先送りにし続けた結果、どうしようもないところまでいきついてしまう。
というのは、ないとは言い切れないですね。餓死するほどではなかったとしても。
いやぁ、餓死のインパクトが強すぎるんですね。
まぁたしかにその決断が重要であれば社会的に餓死することもありえるのか・・・いやいや。
困ったときは立ち止まりじっとその場を動かない。
困ったときこそ動き続けて好機を探る。
餓死できるくらいの辛抱強さも場合によっては必要かもしれませんけど。
あ、ロバの話なのにタイトルが牛のことわざですね。
まぁわざとですけどね。
ではまた。