最近、人事面に関心あり、次の3冊を読みました。
「GREAT BOSS シリコンバレー式ずけずけ言う力」、「経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術」、「経営12カ条 経営者として貫くべきこと」。
「GREAT BOSS」では、良い上司とは、部下に対して、一見ずけずけとデリカシーに欠けるようでも、常に本音を率直に伝えるべきである。しかし、伝えた結果、相手から自分が間違っていたと気づかされることもあり得るので、そのときは素直に認めようとのこと。このようなことができる前提は、職場での人間関係の根底に、相互の信頼が必要であるとのこと。
「人を選ぶ技術」では、人生や仕事で、誰かを選ぶ際には、“優秀さ”と“人として善か”という2軸で区分するとしたら、常に人として善であると思う方を選ぶべき、とのこと。優秀であっても人として悪であれば、短期的に利益が出ても中長期的には大変なマイナスが生じるとのこと。
「経営12カ条」では、人生や仕事の結果は、“考え方”ד熱意”ד能力”という算式により導かれるとのこと。能力や熱意がいかに高くとも、考え方が誤っていれば、マイナスの結果が生じ得るとのこと。
つまり、これら3冊とも結論としては、良い経営、良い業績を求めるのであれば、そこで働く人は、経営者も従業員も、まず「善い人」であれ、ということですね。
ただ、「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり。」という言葉も紹介されていました。
親切だったり優しかったりするだけが「善い」わけではないということですね。
しかし、大善と非情の見極めは難しいですね。
善いことをしているつもりでも、非情と取られたり、あらぬ方向で受け取られたり。
やっぱり日頃の小さな行いから、信頼を育てる意識が大切なのかもしれません。反省。