ということで、今年も残りひと月となりましたね。
「師走」は「師馳(は)せ月」(しはせづき)と言って、
昔は正月も盆と同じように祖先の霊をとむらう月。
お経をあげるため、お坊さんがあちこちの家々を
忙しく走りまわったのが語源だとも言われています。
先月の30日には、京の師走の風物詩である
「當(あた)る寅歳(とらどし)吉例顔見世興行」が
京都市東山区にある南座で開幕しました。
顔見世は、江戸時代から続く「歌舞伎の正月」と言われる特別な行事で、
正面には「まねき」や芝居絵の看板が並ぶ「京の年中行事」なのだそうです。
私がこれまでに鑑賞した歌舞伎は、
野田秀樹さんが演出をされた野田版「研辰(とぎたつ)の討たれ」や、
平成中村座で上演された串田和美さん演出の「隅田川続俤 法界坊」など、
現代の演出家が演出した歌舞伎ばかり。
今月は宮藤官九郎さんが作・演出される歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」が
上演されるのですが、鑑賞する機会は得られませんでした。
歌舞伎座の花道をゾンビが埋め尽くすなんて面白そうじゃありませんか!?
うー、観たいよぉ。。
と、落ち込んでばかりもいられません。
今年も繁忙期を迎えましたが、気張って走りまわります!