「阿佐ヶ谷」は、私が上京して初めて住んだ街です。
陽の当たらない風呂なし4畳半のまるで「どくだみ荘」。
ちなみにマンガ「どくだみ荘」は私の愛読書。文庫化になったら大人買いしたいのに、文庫化になかなかなりません。どくだみ荘は、私の青春のバイブルでした。
さて、「高陽一酒徒」。
さて、どういう意味か。
「高陽の一人の飲んだくれ」だそうです。
http://www.urban.ne.jp/home/safuro/bungaku6.htm
それを井伏鱒二先生は何と訳したか。
「アサガヤアタリデ大ザケノンダ 」
http://d.hatena.ne.jp/kanetaku/20070917/p1
名訳。
田家春望 高適
出 門 何 所 見
春 色 滿 平 蕪
可 歎 無 知 己
高 陽 一 酒 徒
ウチヲデテミリヤアテドモナイガ
正月キブンガドコニモミエタ
トコロガ會ヒタイヒトモナク
アサガヤアタリデ大ザケノンダ
続いてこれも名訳ですね。
勧 君 金 屈 巵
満 酌 不 須 辞
花 発 多 風 雨
人 生 足 別 離
コノ盃ヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
花二嵐ノタトエモアルゾ
サヨナラダケガ人生ダ