それは、タマゴなんじゃないの?さすがに。
はい。
タマゴが先か、ニワトリが先か。といった論争があって、正直どっちでもいいのですがタマゴ派もニワトリ派も自分たちの主張が勝った、みたいなことを言いだしたりして全然ついていけません。
本当にそんなことを決める必要があるのか、もちろん、問いには答えないといけないので無回答というわけにはいきませんが、結局どちらの主張が正しいのか判断してくれる人がいないので、そんなこと論じあってもなんにも生まれないような気がしますよね。
タマゴとニワトリのジレンマですって。別にもどかしいような気持ちにもなりませんけどね。
では、一応双方の意見を・・・。
タマゴ派
最初にニワトリというものがいたのだとしたら、それはかつてタマゴであったのだからタマゴが先に決まっています。
ニワトリ派
進化論的に考えて、そもそもニワトリが交配によって子孫を繁栄させるためにタマゴを生み落としたのであって、タマゴが先のわけがありません。
こういった感じです。
もっともこれがすべてではなくて、双方ともにもっと理論武装しています。ただね、興味がね。圧倒的になんだかどっちでもいい感が出てしまうので。
ほかにも、循環時間論という考え方があって、これは仏教が基になっているのですが、時間は循環されていて始まりとか創造とかそういうものはありませんよ、という全然つれない感じの意見が個人的には好きです。
この考え方は、のちに有名なあのニーチェさんの”永劫回帰”というオカルト思想によってヨーロッパに広められたので、この主張が通説みたいになっていた時期もあるようです。
でもね、どんなに多岐にわたる議論があって、どれだけ紹介しても結局答えははっきりとはしませんからね。各々が勝手に納得して、勝手に腑に落ちているだけのことです。
ところで、プラスドライバーとマイナスドライバー、どちらが先に発明されたか知っていますか。
ほら、これもまた一段とどっちでもいいですよね。
でもね、これはニワトリが先とかヤキトリが先とかそういう話とは全然違くて、ちゃんとした明確な答えがありますので考えてみてください。
はい。
16世紀の初頭、工場などで使われているネジの頭は切込み線がまっすぐ入ったマイナスの形状のものしかありませんでした。
しかし、これだと回転させる際に滑ってしまってとてもやりにくいのでみんなで試行錯誤していろんなネジ頭を考えていったのだそうです。
1900年代に入ってから、十字に切り込みを入れた、いわゆるプラスの形状が主流になったので、このころからプラスとマイナスという表現が使われるようになったのだと言われています。
ほら、ちゃんと答えがあると、少しはいいもんでしょう。
ではまた。