「君に友だちはいらない」という本を読みました。
書かれたのは2013年ですが、これから到来する激動の世の中で、人間としてより豊かに、幸福に生きるために必要なものとして、こう説きます。
「夢を語り合うだけの『友だち』は、あなたにはいらない。」
「必要なのは、ともに試練を乗り越え、ひとつの目的に向かって突き進んでいく『仲間』だ。」
そして、こうも書かれています。
「ほんとうの仲間は、一朝一夕にはできない。」
「楽しいときも、辛いときも、一緒にすごして初めて魂が通じ合うようになる。」
しかし、こうも言います。
「本当の仲間をいくら探したところで100%満足できる存在が見つかることは永遠にない。」
では、どうすればよいかというと、
「『今目の前にある仕事、やらなければならない宿題をやること』を通じて、その試練を仲間とともに乗り越えることが、結果的に仲間を見出すことにつながる。」
とのことです。納得。
この本の冒頭で、理想の仲間、チームの例として挙げられているのが「七人の侍」という映画でした。主人公の7人のサムライたちも然りですが、この作品を創った黒澤監督と小國英雄、橋本忍という二人の脚本家からなる「黒澤組」こそ世界的不朽の名作を生みだし得たスーパーチームだったとのことです。
ということで、学生の頃からいつか観ようと思っていた本作を見ました。
勝手に抱いてたイメージと違い、若き三船敏郎が孫悟空のような三枚目キャラ(でも超魅力的)だったのと、サムライたちのリーダーで最年長の島田勘兵衛よりも自分の年齢が上になろうとしているのに驚きました。