代表 小谷野幹雄のブログ

2019年10月10日スポーツ界の多様性~ラグビー・ワールドカップ~

小谷野です。

 

ラグビーワールドカップは前評判以上の盛り上がりを見せています。

開会式では、長年応援している市川右團次・市川右近親子が連獅子を披露しました。

息子の市川右近君は、池井戸潤さんの今年のドラマ「ノーサイド・ゲーム」で

主人公の息子役の演技が話題になりました。

 

多様性(diversity)というキーワードは、革新的なアイデアを生む源泉として

経済界でももてはやされていますが、スポーツ会での多様性は先駆的に進んでいるようです。

開幕戦で、日本チームの顔だけ見ると敵か味方か分からず、

日本人は何人いるのという疑問の声がありました。
ラグビーのワールドカップはオリンピックと違い、国籍が要件ではなく、

血縁、地縁(3年以上日本在住)でも日本の代表として出場できるそうです。
そういえば、昨年ロシアでのサッカーワールドカップ優勝のフランスチームも

移民の子供が多く、選手の多様性を感じました。

 

 

イギリス(UK)の事情も難しそうです。
日本と同じ予選グループにいるアイルランド、スコットランドは国としてはどちらも英国です。
他の予選グループにはイングランド、ウェールズとイギリスの4つの地域がすべて出場しています。
さらに複雑なのは、ラグビーでは、南北二つのアイルランドが一つのチームとして参加しており、

国歌もオリジナル・・・頭が噴火しそうです。

日本のユニフォームを着ていれば、ニッポンとして応援です。

 

 

ラグビーで敵陣地ゴールエリアにボールを運んだ場合、「トライ」といいます。
サッカーの場合は「ゴ~ル」、アメリカンフットボールの場合は「タッチダウン」など

達成感のある用語ですが、トライは試すとか挑戦という意味で、達成感のなさが疑問でした。

 

答えは、ラグビーのルールの変遷にありました。

かつては、相手のゴールエリアでグラウンディングしても得点にはならず、

得点となるゴールキックに挑戦する(トライ)権利が与えられたようです。

その後グラウンディングでも得点になるように、ルール変更が行われたようです。

 

 

これほど大きな改正ではありませんが、私が高校時代にラグビー部の人数不足で

招集されて遊んでいた頃とはルールが大きく変わっています。

選手が安全に、スピーディーにゲームを進められるよう改正がなされ、

魅力が増していると感じました。

勇気と感動を与えてくれるスポーツに感謝です。

 

~ にわかラガーマン、小谷野でした ~

 

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