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- スポーツ界の多様性~ラグビー・ワールドカップ~
小谷野です。
ラグビーワールドカップは前評判以上の盛り上がりを見せています。
開会式では、長年応援している市川右團次・市川右近親子が連獅子を披露しました。
息子の市川右近君は、池井戸潤さんの今年のドラマ「ノーサイド・ゲーム」で
主人公の息子役の演技が話題になりました。
多様性(diversity)というキーワードは、革新的なアイデアを生む源泉として
経済界でももてはやされていますが、スポーツ会での多様性は先駆的に進んでいるようです。
開幕戦で、日本チームの顔だけ見ると敵か味方か分からず、
日本人は何人いるのという疑問の声がありました。
ラグビーのワールドカップはオリンピックと違い、国籍が要件ではなく、
血縁、地縁(3年以上日本在住)でも日本の代表として出場できるそうです。
そういえば、昨年ロシアでのサッカーワールドカップ優勝のフランスチームも
移民の子供が多く、選手の多様性を感じました。
イギリス(UK)の事情も難しそうです。
日本と同じ予選グループにいるアイルランド、スコットランドは国としてはどちらも英国です。
他の予選グループにはイングランド、ウェールズとイギリスの4つの地域がすべて出場しています。
さらに複雑なのは、ラグビーでは、南北二つのアイルランドが一つのチームとして参加しており、
国歌もオリジナル・・・頭が噴火しそうです。
日本のユニフォームを着ていれば、ニッポンとして応援です。
ラグビーで敵陣地ゴールエリアにボールを運んだ場合、「トライ」といいます。
サッカーの場合は「ゴ~ル」、アメリカンフットボールの場合は「タッチダウン」など
達成感のある用語ですが、トライは試すとか挑戦という意味で、達成感のなさが疑問でした。
答えは、ラグビーのルールの変遷にありました。
かつては、相手のゴールエリアでグラウンディングしても得点にはならず、
得点となるゴールキックに挑戦する(トライ)権利が与えられたようです。
その後グラウンディングでも得点になるように、ルール変更が行われたようです。
これほど大きな改正ではありませんが、私が高校時代にラグビー部の人数不足で
招集されて遊んでいた頃とはルールが大きく変わっています。
選手が安全に、スピーディーにゲームを進められるよう改正がなされ、
魅力が増していると感じました。
勇気と感動を与えてくれるスポーツに感謝です。
~ にわかラガーマン、小谷野でした ~