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- オーナー社長の名参謀は人たらし[1]~伝え方が人や組織を動かす~
小谷野です。
オーナー企業の参謀の方々は、オーナーへのメッセージの伝え方に皆さん苦労します。
オーナー経営者の多くは織田信長タイプです。
強いリーダーシップで組織を引っ張っていく反面、自己中心的でわがまま、天の邪鬼です。
仕事柄、沢山の参謀方々を見ていますが、卓越した参謀の伝え方のパターンを書いてみました。
<オーナーへの反対意見を伝えるとき>
「やめるべきです。理由は○○と○○です。」など、ストレートに論理で伝えると大抵失敗します。
オーナーは自分に対しての否定的言語には過敏に反応します。
「何を言っている!こういうケースもあるのだ!」と、一喝されて終わるでしょう。
名参謀は、オーナーの判断をまずは賞賛します。
しかしその後、身近な人の例、他社の例をうまく使って「婉曲的」な進言をします。
「あんな立派な人が見事に騙されたようです。あの会社はあんなことで大変苦労しているようです。」
などと間接的な伝え方をします。
自分の話ではないので、オーナーは過敏な反応はできません。
しかし、自分に対して進言していることをすぐに悟ります。
「フーンそうか、うちもやめとこか」と大事に至らなかったケースもありました。
「奥歯に衣着せる」、「婉曲(えんきょく)」がキーワードのようです。
(・・・続く)