代表 小谷野幹雄のブログ

2013年08月01日料理の世界でも二八理論~フレンチの鉄人坂井さんのお店にて~

小谷野です。

20年以上前、はまっていたテレビ番組に「料理の鉄人」があります。
食材を試合開始直前に見て、(本当に料理人は2~3分前に食材を眼にするそうです。)

1時間で創作料理を創り、挑戦者と戦う番組です。

その鉄人の中で、「フランス料理界のドラクロワ」と呼ばれていた坂井宏行さんのお店で、

坂井さんの話を聞きながら会食する機会がありました。

料理界の話は、一般の事業会社の経営にも役立つことが多くありました。

 

まず、料理人(経営者)の体力作りの取り組みです。
シェフは長時間の立ち仕事なので、基礎体力の維持がなければおいしい料理の創作は難しいそうです。

坂井さんはジムに頻繁に通っているそうで、とても70歳を超えているようには見えない若々しさです。

 

次に、心が入らない料理は客に必ずその心が伝わるそうです。
義務で料理を創ると、必ず客に見透かされるそうです。
サービス業は「あなただけ(顧客)のコンシェルジュ」になれるかが勝負ですね。

そして、逃げた客を追わないことも重要とおっしゃっていました。
100人の顧客が来て80人は満足してくれても、20人は満足してくれない。
その中には批判をまき散らす客もいる。

しかし、この満足しなかった人を満足させようとしたり、
批判をした人を追いかけ、ファンにするような努力はしないそうです。

これをすると、経営者も従業員も疲弊するので、それよりも前向きなことに時間を使うそうです。
料理の世界でも、マーケティングの世界で使う(*)パレート理論の法則(二八理論)が

当てはまるのですね。

 

~ ラ・ロシェルの懐石風フレンチは健在、
おいしゅうございました」小谷野でした ~

 

(*)パレート理論の例示
・売上/利益の80%は20%の顧客から生まれる
・売上/利益の8割は2割の従業員が稼いでいる
・仕事の成果の8割は労働時間の2割で生み出している
・商品売上の8割は2割の商品群で生み出している ・・・などなど

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