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- 貿易収支を見て~対内投資も危機的水準~
小谷野です。
一昨日、貿易収支が発表されました。7月単月でマイナス9,640億円、25ヶ月連続の赤字とありました。
為替や、エネルギー高騰等の一時的な状況ではなさそうです。
長年日本は、巨額黒字が生む貿易摩擦の解消が政府の重要課題でしたが、それは遠い昔話のようです。
さらに気になるのは、JETROの統計( http://www.jetro.go.jp/world/japan/stats/fdi/ )にあるように、
日本から海外への投資(進出)は継続して高水準ですが、海外から日本への投資、いわゆる対内投資が先進国内で異常に低い水準で、なおかつ減少傾向にあることです。
目先は、アベノミクス効果やオリンピック(期待)景気で企業業績が右上がりに転じ始めましたが、中
期的には雇用は大きく減少する危機にあります。
ところで、対日投資がしにくい理由は、
1.法人税率が高い
2.補助対象が狭い
3.非居住者が単独代表取締役になれない
4.語学堪能な人材が少ない・・・
だそうです。
対日投資の誘致に加えて、国内でも生産性向上、雇用創出のための投資も重要です。
貢献度合いは微少ですが、当事務所では「ものづくり補助金」の申請を今月13社で行いました。
~ 外国人さんウエルカム 小谷野でした ~