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- 説明責任(Accountability)~活字の有無~
小谷野です。
最近、アカンタビリティのトラブルをよく見ます。
Accountabilityといっても会計のことではなく、説明責任のことです。
どのような業界でも、顧客に製品・商品・サービスに関する重要事項の説明は必ず行います。
しかし、顧客から、説明を受けていないと言われるトラブルが多いのです。
書面やメールなど活字で残っていても、説明を受けてないとクレームになるのですから、口頭のみの重要事項説明は大きな問題を発生させます。
また、あまりにも当たり前のことと思い説明しなかったというケースもあります。
所属する業界では当たり前の常識が、他業界ではそうでないことがしばしばあります。
フォルクスワーゲンの排ガス規制不正問題で、不正プログラムは自動車機器メーカーのボッシュという会社が作っていました。
しかし、同社は納品の際に、当該プログラムは社内試験用で、正規の排ガス規制試験で使えば不法行為になるとの警告書を添付したそうです。
この警告書面の存在はボッシュ社の責任軽減に少なからず貢献すると思われます。