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- 永遠のアスリート~伊達公子さん~
小谷野です。
元プロテニスプレーヤー伊達公子さんを囲む機会がありました。
世界ランキング4位まで登り26才で引退し、その12年後にプロツアーに復帰し、
数々の最年長記録を樹立し、2017年2月、46才で2度目の引退をされました。
伊達さんは先月、早稲田大学大学院スポーツ科学科の修士課程を修了しました。
卒業論文は最優秀論文賞の受賞となりました。
論文内容は、日本のテニスコートを世界基準であるハードコートやレッドクレーコートに変更する必要性を学術的に論じた内容だそうです。
日本で普及している人工芝(オムニ)コートでは、ボールのバウンドが低く、スピードも遅く、イレギュラーバウンドも少ないので、ジュニア時代からこの易しいコートに慣れてしまうと世界のトッププレーヤーと戦うのが難しくなるそうです。
世界のプロテニスプレーヤーの中では背の低い伊達公子さんは、「ライジングショット」は大きな武器でした。バウンドが頂点に来る前の早いタイミングで打ち返すこのショットは、相手の力を利用でき、相手のタイミングを狂わすことができるショットですが、バウンドが遅く低い人工芝コートではこういった発想も生まれないようです。
ところで、昔はプロスポーツ選手は30才位で引退するイメージが(勝手に)ありましたが、現代は全く異なるようです。
伊達公子さんは46才、先日イチローさんは45才、個人的に好きだった中日ドラゴンズの山本昌さんは、ピッチャーにも関わらず50才で引退しました。
サッカーのカズさんは52才の今も現役続行中で、リーグ戦でゴールを決めたプロサッカー選手としてギネス記録を持っています。
先日ブログで紹介したプロゴルファー藤田寛之さんは43才で賞金王になり、50才で尚レギュラーツアー参戦中です。
ビジネスの世界で数々の経営者の方にお会いしますが、
60代は壮年働き盛りの方が多く、かつて初老と言われた世代のイメージは
ありません。
~ 幼年・少年・青年・壮年・初老、いまどこ? 小谷野でした ~