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- 倫理問題と企業存続~政治判断と不法行為~
小谷野です。
企業は時には過ちをおかします。しかし、過ちの内容が単純なミスなのか、意図的で悪意がある倫理に抵触した過ちなのかによって信頼回復の道のりは大きく異なります。
今回の某自動車メーカーの燃費データ改竄は明らかに後者であり、企業の存続に大きな問題が生じるでしょう。
上司の不法・不正な指示に、部下が従ったという話のようです。
にわかには信じられませんが、社会に害を与える不法行為や不正を排除できない企業文化があるようです。
ところで、上司が部下に常識的ではない決断を伝えるときに、「高度な政治判断」と前置きをする場合がありますが、社会に害を与える不法行為には使えません。
某社は過去2回の倫理違反事件を起こし、今回が3回目です。「二度あることは三度ある」の次は、永続的に繰り返されると誰もが受け止めることになります。