- HOME
- 代表 小谷野幹雄のブログ
- 伝統は伝承では守れない~有田焼400周年~
小谷野です。
今年、有田焼が400周年を迎えました。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、連れ帰った大陸の陶工が日本に陶磁器の技術を広めて
産業化したわけですが、磁器(注1)の原料となる陶石が有田で発見されたのが
1616年だそうです。
その後、日本陶磁器は世界へ輸出され、ドイツのマイセンも100年遅れて、
有田焼を模倣して始まったのは有名な話です。
若き人間国宝、第14代今右衛門(注2)さんのお話を直接聞く機会がありました。
印象に残った言葉です。
「伝統は単なる伝承では守れない。その時代、時代に応じた新しいものを
取り入れて変化していかなければならない。」
(注1)磁器:陶石を材料にして、白地で透光性が有り、吸水性はない。
陶器:粘土質の土を材料に、磁器よりも低い温度で焼きます。
(注2)日本及び有田の三右衛門のひとり