代表 小谷野幹雄のブログ

2025年03月06日ユーモアは最強の武器である ~あなたと一緒に仕事がしたい~

小谷野です。

スタンフォード大学のビジネススクールの人気講座の書籍『ユーモアは最強の武器である』(東洋経済新報社2024年6月 スタンフォード大学ビジネススクールの行動心理学者ジェニファー・アーカー氏と講師ナオミ・バグドナス氏の共著)を読みました。

 

ユーモアは、人間の心理と行動に重大な影響を及ぼしている。

ビジネスにおいても最大の競争優位性となる。

しかし、ほとんどの職場はユーモアを活用していない。

ユーモアセンスの集団的喪失は深刻な問題であり、23才から頃から人々が1日に笑う/微笑む回数は、急激に減り始める。

 

 

1.  ユーモアに関する4つの思い込み

 

(1)ビジネスは真面目であるべき

→今時の従業員はもっと飾り気の無い、人間らしいリーダーを求めている。

 遊び心のある文化は困難をしなやかに乗り越えるのに役立つ

 

(2)うけない

→ジョークで笑いをとったかではなく、重要なのはそのジョークが適切と見なされたか否かである。

 

(3)面白くなくちゃいけない

→面白いことよりも、ユーモアのセンスがあることを伝える事ができたかである。

 

(4)生まれつきの才能

→ユーモアは、トレーニングと実践によって強化されるスキルである。

 

 

笑いは、脳神経科学の観点からは、脳内科学物資の変化を起こすといえる。

私たちが笑うと、脳内ではホルモンのカクテルが分泌され、ハッピーな気分になったり(ドーパミン)、人への信頼が深まったり(オキシトシン)、ストレスが緩和されたり(コルチゾール減少)、ちょっぴり高揚感がわいてきたりする(エンドルフィン)。

 

ユーモアを行動科学の観点からは、次の4つの効果が強まることを示す豊富な事例がある。

 

(1)パワー:地位が高く知性が優れている印象を与え、相手の行動や意思決定に影響を及ぼす。

こちらの提案を覚えてもらいやすくする。

 

(2)つながり:知り合ったばかりでも信頼感が生まれ、打ち解けることができる。

 

(3)創造力:それまでに見落としていた関連性に気づきやすくなる。

リスクアイデア、型破りアイデアも思い切って提案できる。

 

(4)レジリエンス:ストレスが緩和され、挫折から立ち直りやすくなる

 

 

~ダジャレからユーモアに脱却、小谷野でした~

 

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