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- 2025年税制改正 ~壁問題だけではない~
小谷野です。
自民党から2025年税制改正大綱が発表されました。
103万円の壁問題ばかりが目に付きました。
国民民主党が主張する178万円では無く123万円で壁問題が決着しました。
しかし、その他重要な改正項目も沢山あります。
例えば、倍増する防衛費の財源確保のための増税は、所得税では今回見送られましたが、法人税では、令和8(2026)年4月1日以後に開始される事業年度から、防衛特別法人税として法人税額の4%が課されることになりました。
ベンチャー支援のためのエンジェル税制は拡充されました。
事業承継税制特例措置の要件が緩和されました。
外国人旅行者の消費税免税は、不正防止のためリファンド方式に改正されました。
当事務所で作成した税制改正要約はこちら。
働く時間を制限する「壁」の議論をしている間に、一昨日内閣府が発表した日本人1人当たりのGDPを各国比較すると、先進7カ国で最下位、OECD(経済協力開発機構38ヶ国)では韓国に次ぐ22位になっていました。
(関連する過去ブログ https://koyano-cpa.gr.jp/archives/17130)
先週末、東京フィルハーモニーの特別演奏会へ行く機会に恵まれました(深謝)。
演目は年末の風物詩にもなっている合唱付「べートーヴェン交響曲第9番」でした。
歓喜の合唱を聴きながら、1年を振り返り、来年もがんばろうとする元気を頂きました。
2025年が皆様にとって躍動の年になることを祈念します。
良いお年を。
~寝正月は返上、小谷野でした~