- HOME
- 代表 小谷野幹雄のブログ
- 森林監督 ~「任せて、信じ、待ち、許す」~
小谷野です。
2024年春のセンバツ(*)高校野球の出場校が決まりました。
3月18日から春の高校野球が始まります。
ところで、昨年の夏の甲子園において母校を107年ぶりに優勝に導いた、慶応高校野球部森林監督の話を直接聴く機会がありました。
森林監督の経歴はユニークです。
慶応大学では慶応高校野球部の学生コーチを務め、卒業後NTT勤務を経て、指導者になるために筑波大学大学院でコーチングを学び、慶応義塾幼稚舎(小学校)の教員になり、高校野球部のコーチ、助監督、2015年から監督、2018年春9年ぶりにセンバツ出場、同年夏に10年ぶりに出場、2023年春センバツ出場、同年夏107年ぶりに夏大会優勝を果たしました。
コーチングを勉強された森林さんは、球児の指導も他と違っていました。
選手を大人として扱い、押し付けの練習メニューではなく、オーダーメイドを念頭に、主体性を伸ばす指導。
社会性を身につけることができない高校野球の球児の現場を変えようとして動いていた監督の言葉、「任せて、信じ、待ち、許す」は、最高の結果をもたらしました。
印象的だった監督の話として、決勝戦の相手仙台育英高校は、10回戦ったら8回は負けるほど力の差があったと言っていました。
「運」「勢い」「準備」の重要性についても熱い語を聴くことができました。
(*)センバツ高校野球
夏大会が各都道府県地区予選の優勝校49校(東京2校)の参加に対して、春は32~36校で、出場できない県も多い。
秋季地区大会の結果だけでなく、品位や地域性など総合勘案して選抜される。
~「運」と「勢い」のための「準備」が重要、小谷野でした~