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- グッドライフ ~幸せになるのに遅すぎることはない~
小谷野です。
ハーバード大学医学大学院、精神医学教授のRobert Waldinger氏、ブリンマー大学教授Marc Schulz氏の著書『THE GOOD LIFE』に、「幸せ」の長期にわたる研究の実証結果が書かれています。
1938年から始まった「ハーバード成人発達研究」は人の生きがいに着目した研究で、被験者の人生の変遷を子供時代、初恋、晩年の暮らしぶりまで変遷を記録してきています。
人の生き方に関する史上最長の縦断研究となっています。
莫大な質問と様々な測定方法を活用し、同じ被験者群を追跡調査する研究が84年も続いています。
総括すると、身体と心の健康、長寿との関連性において、決定的な因子は社会的成功や運動習慣、健康的な食生活ではなく、「よい人間関係」でした。
健康で幸福な人生を送るための唯一無二のベストな選択は、友好的な人間関係を育むことだと科学が答えたのです。
そして、人間関係は築いたら、何もしなければ筋肉と同じで衰えていきます。
人間関係は生き物であるから、エクササイズ、「ソーシャルフィットネス」が重要とあります。
注意と気配りを増やして
・パートナーとのグッドライフ
・家族のグッドライフ
・職場でのグッドライフ
・友情のグッドライフ
幸せな人生は目的地ではないと認識すること。
幸せな人生とは道そのもの、道をともに歩く人たちそのものであると説きます。
「人間関係こそが、人生を有意義にし、すばらしいものにする」ということを科学的に証明する書籍でありました。
~84年の調査研究は凄い、小谷野でした~