代表 小谷野幹雄のブログ

2023年02月02日高知城 ~現存城郭遺構~

小谷野です。

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今回は、お城巡りからです。

 

高知城は土佐藩初代藩主、山内一豊が築きました。

山内一豊の生涯は、大河ドラマ「功名が辻」で広く知られることになりました。

妻千代(ドラマでは仲間由紀恵さん)の機転が、一豊を一国一城の主になるまで出生をさせたともいわれています。

 

高知城は日本で唯一、望楼型天守・本丸御殿はじめ本丸建物群が現存する城郭遺構です。

1611年に完成した城郭は、1727年の火災で全焼し1753年に幕府の許可を得て再建されています。

江戸中期における再建のため国宝指定はありませんが、現存天守12城のひとつで堂々日本100名城に選ばれています。

 

 

お城とは関係はありませんが以下、高知ミニ話です。

 

1.「はちきん」と「いごっそ」

若い頃、初めて高知を訪れたときに、宿泊している旅館の大浴場の入り口で困った経験があります。

2つの入り口にそれぞれ「はちきん」「いごっそ」と書いてありましたが、男女の別が分からず、出てくる人の性別を確認するまでドアに手をかけられませんでした。

 

はちきん:「男勝りの女性」を意味する土佐弁

いごっそ:「頑固で気骨のある男」を意味する土佐弁

 

2.「皿鉢料理の由来(諸説有り)」

高知で有名な皿鉢料理とは、大きな皿の上に刺身などを盛り合わせた宴会料理を言いますが、

由来の一説には、女性が裏方台所で縛られないように料理を大皿で盛り付け、女性も一緒に宴に参加して酒が飲めるようにした、ともいわれています。

 

3.「カツオのタタキの由来(諸説有り)」

 初代藩主、山内一豊が領民の健康を気遣って魚を生で食べることを禁じました。

しかし、カツオの表面を藁で焼いてあぶって、これは生では無いと言って食したのが、はじまりという説があります。

余談ですが、本場高知の飲食店で頂くカツオは、その日に捕れた新鮮なカツオが多く、ショウガ、ニンニク、ポン酢をつけて食べるよりも、塩だけの味付けの「かつおの塩たたき」が個人的にはお気に入りです。

 

4.三菱のマークの由来

 岩崎弥太郎家の家紋「三階菱」と、土佐藩主山内家の家紋「三ッ柏」を合わせた

ものです。(図を参照)

 

5.「高知の名前の由来」

高知の由来は、高知城が鏡川と江ノ口川という河川に挟まれた地に築城されているので、河中山城(こうちやまじょう)と山内一豊時代に命名しましたが、水害が多い場所でもあり、河中の漢字のイメージが悪いので、2代藩主時代には、河中では無く「高智山城」と改称され、やがて「高知城」となったそうです。

 

 

~家の「はちきん」に日々畏怖、小谷野でした~

 

(唯一城郭が現存する高知城)

(出典:三菱グループHP)

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