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- 中津(大分県北西端)~人の上に人を造らず~
小谷野です。
全国旅行支援制度が始まりました(東京都のみ10月20日から)。
今回は都道府県管轄のため、条件が異なる場合もあるので下記観光庁のHPで確認が必要です。(https://www.mlit.go.jp/kankocho/page06_000261.html)
今回は大分県北西端の「中津」の紹介です。
中津にはNHK大河ドラマにもなった黒田官兵衛が築城を開始し、細川忠興が完成させた中津城があります。
黒田官兵衛(如水)は、関ヶ原の戦いが近づいた頃、九州の西軍大名を次々と倒して、中津において天下取りまで志したと言われています。
実際には、息子の黒田長政の関ヶ原における活躍が認められ、豊前国中津12万石から筑前国福岡52万石へと大出世の移封となり、如水の天下取りの夢は潰えたようです。
さて、中津と言えば福沢諭吉が幼少年期を過ごした場所でもあります。
福沢記念館では、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の書き出しで有名な「学問のすすめ」の版本や、諭吉が顔となっている1万円札の末番Bの1号券(Aの1号券は日本銀行所蔵)が展示されています。
2024年から1万円札の顔は渋沢栄一に変わりますが、福沢諭吉は1984年の旧券、2004年からの新券、合わせて40年間も1万円札の顔を務めます。
中津郊外には「耶馬溪(やばけい)」と呼ばれる、火山活動から成る台地の浸食によりできた奇石が連なる観光名所もあります。
また、スッポンがお好きな方は少し南東に足を伸ばして、ワインで有名な安心院(あじむ)町で90年続くすっぽん専門旅館、やまさ( http://www.suppon-yamasa.jp/ )がおすすめです。
~豊前国の観光大使、小谷野でした~