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- 犬山城・小牧山城 ~愛知の名城~
小谷野です。
今回は織田信長ゆかりの城の話です。
まずは国宝犬山城(*1)。
愛知県の北端に位置する犬山市は、「モンキーパーク」、フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテルの一部が見られる「明治村」がある城下町です。
信長の叔父、信康が築城した犬山城は信長の死後、秀吉、家康が奪い合った戦国時代の荒波に生き残った、北面を木曽川に面した平山城(*2)です。
犬山城のすぐ近くには織田有楽齋(信長の弟で茶人、東京の有楽町の名の由来にもなっている)が建造移築した茶室「如庵」も国宝指定を受けています。
この犬山城から車で南へ20分移動すると、信長が初めて築城した小牧山城にたどり着きます。
愛知県小牧市といえば、中部国際空港セントレアが開業するまでは中部地区の空路の窓口でした。広大な濃尾平野の中の小牧市には小高い小牧山があり、織田信長は桶狭間の戦いで今川を破った後、美濃攻略の拠点としてこの小牧山城を築城しました。その後、美濃を攻略し岐阜城に移り、一時廃城となりましたが、小牧長久手の戦いでは、羽柴秀吉軍を迎え撃つ、織田信雄・徳川家康連合軍の砦になりました。
(*1)国宝5城:姫路城、松山城、犬山城、彦根城、松江城
明治の廃城令、失火、太平洋戦争を生き抜いて現存する天守は12ありますが、
そのうちの5城が国宝指定されています。
(*2)平山城とは険しい山の頂に築く山城とは異なり、平野の中の丘陵に築城された城をいいます。
~元愛知県民、小谷野でした~