この夏休みは長崎の五島を訪れました。
教会群が世界遺産になるらしい、海も綺麗そうだしというのがきっかけです。
長崎港からジェットフォイルで1時間半。
福江港で車を借り、まず近場の堂崎教会へ。海辺の美しい教会でした。
ここには、豊臣秀吉の命により日本で最初の殉教者となった26聖人の一人、ヨハネ五島さんの遺骨の一部が、聖骨として安置されているのを見ることができます。1597年に処刑された殉教者の遺骨は宣教師によりマカオに送られ、マニラを経て、幕末の長崎に持ち帰られ、1977年に約400年の時を経て、故郷五島に里帰りしたとのことです。
旅行から戻り、五島の切支丹弾圧を題材とした遠藤周作の「沈黙」を読み、今年公開された映画も観てみました。これら作品の本質的なテーマについて語るには重た過ぎて憚れますが、映画のイッセー尾形さんの井上筑後守の演技はよかったです。
切支丹の歴史を学び、原爆資料館を訪れてみて、
いろいろあっても大分ましな世の中に(少なくともこの日本では)なっているなと改めて想う夏休みでした。