『お金を稼ぐためだけに働くって、人間の精神構造上、無理なのかもしれない。
会社の意向や、自分のなかに生じる慣れや惰性。
ただでさえ、いろいろ折りあいをつけなきゃいけないことが多いのに、職場の人間関係にも楽しみがないなんて。
なにを支えに働けばいいのか、見失ってしまいそうだ。』
三浦しをん著『舟を編む』より。
企業をいちいちブラックだホワイトだと二極化させたがる最近の風潮には正直うんざりしています。
仕事って、すべからく辛いもので大変なものだと思いますし、その逆もまたしかり、というか生きてりゃいいことも悪いこともあって、その要因として仕事がどんな役割を果たしたか、で経過も結果も変わってしまいます。
色で分けたがるのも、古くからの差別的意識の賜物で、あまり好きになれない理由のひとつです。
とはいえ、特に日本人はその帰属意識の高さから、二極化の対立構造を作りたがる傾向が強いです。
なんなら、そういうのがやたらと大好きな人もいますよね。
猫派と犬派
コーヒー派と紅茶派
夏派と冬派
私は正直どうでもいいですが、そういうどうでもいいみたいな発言をまるで許してくれない人も一定数います。
どっちもそこそこ好きだし、どっちもそれなりに嫌い。
こういうこと言ってると、つれないやつだな、と言われてしまうわけですが、それは実際そうなので仕方ないかなと思います。
大型連休前は気持ち的に揺らぎます。
だからなんだというわけでは、もちろんありませんが。
ではまた。