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2016年01月29日 / 投稿者:Hasegawa 「エンディング・ノート」

「エンディング・ノート」という映画を観ました。

この映画が公開されたのは2011年の10月ですが、
本来この年から予定されていた相続税増税は、3月の震災や翌年の政権交代を経て、ようやく昨年から始まりましたね。
この数年間ずっと気になっていて、ようやく観ることができました。

この映画は、「会社、命」と言って憚らなかった、大手化学メーカーを勤め上げた元熱血サラリーマンのお父さんが、
末期のガンとわかり半年後に亡くなるまでのドキュメントです。
なんと、監督は実の娘さんです。というか、肉親だからこそ撮影できた内容ともいえます。

主人公であるお父さんの、43年のサラリーマン人生で鍛え上げた見事な段取り力により
着々とエンディング・ノートが整えられていきます。また、ご家族の絆が、印象的でした。

ブログの題材にしようと2回目を観ましたが、ラストを知っているだけに、1回目とは感じるものが違いました。
冒頭シーンは、葬儀の段取りをすべく、カトリックに改宗するために訪れた四谷の教会で、神父さんに自己紹介している場面です。
ユーモアたっぷりで、治療にも希望を持っている主人公が笑っているのでした。

いろいろな意味で、勉強になる作品です。
ご興味ある方で未だ見られてない方には是非お奨めしたいです。
とはいえ、同じような体験を既にしている方には辛い内容かもしれません。

余談ですが、
ご自宅が近いらしく、代々木の当事務所建物も、ちらりと映っていました。
生前は、この辺りを歩いていらしたのかも。
ご冥福をお祈り致します(アーメン)。

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