今日はDHMOという遊びをします。
DHMO(ディー・エイチ・エム・オー)と はDihydrogen Monoxide(ジハイドロジェン・モノ オキサイド)の略称です。
一酸化二水素(いっさんかにすいそ)とも称される水素と酸素の化合物で、化学式では H 2 O で表されます。
つまり、簡単に言えば水で、それを あえてわかりにくくした表現です。
対象の物質が水であることを伏せた上で、事実ではあるが極端な説明を述べ、聞き手に恐ろしい物質のように誤認させるというジョークに使われます。
○DHMOは酸性雨の主成分です。
○DHMOは添加物や化学薬品等にも多く含まれ、体内に吸収されやすいです。
と、言った感じです。
「嘘ではないが極端な情報」というのがここでは重要です。
類似のジョークとして「パンは危険な食べ物」とい うものがあります。
パン食が一般的なる地域にしか当てはまらないものもありますが、
パンに ついて誤ったことは言ってないので、パンは危険な食べ物という印象を与えます。
やってみましょう。
○犯罪者の98%はパンを食べている。
○パンを日常的に食べて育った子供の約半数は、テ ストが平均点以下である。
○暴力的犯罪の90%は、パンを食べてから24時間以 内に起きている。
○パンは中毒症状を引き起こす。被験者に最初はパ ンと水を与え、後に水だけを与える実験をすると、 2日もしないうちにパンを異常にほしがる。
○新生児にパンを与えると、のどをつまらせて苦し がる。
○18世紀、どの家も各自でパンを焼いていた頃、平均寿命は50歳だった。
ほら、パンって危険な食べ物です。
与えられた情報だけで物事を判断するのは、非常に危険ということも示唆した楽しいジョークではないかな、と思います。
与えられた条件と結果に因果関係が少ないのも特徴でしょう。
ちょっと知ったことをひけらかしたくなっただけです。
ではまた。