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2011年10月26日 / 投稿者:Kuraishi まる子のはなし。

小さな頃から、『ちびまる子ちゃん』が大好きでした。
『りぼん』で漫画を読み、もちろん日曜日はアニメを見る。
「まるちゃんのお家」も持っていたし、初めて買ってもらったCDは
B.B.クィーンズの「踊るポンポコリン」。筋金入りの「まる子」ファンだったのです。

そんなわたしですが、先日初めてエッセイという形で
『ちびまる子ちゃん』の世界をのぞいてみました。

さくらももこさん著『ももこの話』(集英社,1997)

……爆笑でした。

特に気に入ったのは、まる子が父ヒロシにお風呂で歌を教えるお話。

ちあきなおみさんの「喝采」や、中条きよしさんの「嘘」、
殿さまキングスの「なみだの操」などをレッスンするのですが、
ヒロシがどうしても歌詞を覚えられず、意味不明なことを連発します。
どれもなかなかに切ない歌であるにもかかわらず。
そんなヒロシに対し、友蔵心の俳句ならぬまる子心のつっこみが冴え渡ります。
その他、子供ながらに感じる親への不満や、楽しいと感じること、
つらいと感じること、たくさん共感できる部分がありました。

中でもまる子は冬寒いのがイヤで、こたつから出ないと宣言して怒られていましたが、
わたしも冬場はこたつの中で着替えるといってきかなかったなぁ、
と懐かしい気持ちになりました。
漫画やアニメを見ていた方にとっては、現実と作品中の設定とのさまざまな違いが
新鮮に感じられると思いますし、マンガを知らない方でも充分に楽しめると思います。
ぜひ、読んでみてください。

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