最初に言いたいのですが、私は、ほとんどの作家先生を尊敬しています。
特に、自分では考えつかない(あらかたそうなのですが・・・)ストーリーを
生み出す方は、もうね。神です。
その中でも、社会人数年目の時に嵌って、
今でも、疲れた時にふと目を通す本は、
小野不由美さんの十二国記シリーズです。
妖魔や神仙がいて、王が統治する12の国の物語です。
王や王に遣える神獣の苦悩や、民の幸せについて各国様々に語られます。
その中でいろいろ心に残る言葉がありました。
これがストーリーの中で問いかけられるので、どっぷり世界に入っている若かりし私には、ずっしりと心に響いたのです。
「辛いことがあると偉いのか?辛いことがあって辛抱してると偉いのか?俺なら辛くないようにするけどな…」
「他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、私は知らない。」
「気持ちよく不幸に浸ってるやつに、同情するやつなんかいないよ。」
「責任を果たさずに手に入るものなんか、ねえんだよ。あったとしたら、それは何か間違ってる。間違ったことを盾にとっても、誰も認めちゃくれねえんだ。」
ただ、これは、ファンタジーなので、好き嫌いがでますね。
最初は、私も、少女コミックの延長かと、躊躇しましたし・・・
しかしながら、過去、2名の同僚に、私のTHE読んでみてみて攻撃をかましてみたところ、絶賛してくれました。
意外にもその同僚は、メンズです。
十年の時を経て読み続けてますが、
これが大作で未だに作品は完成していません。
続編待ってます。
じらし作戦の罠に長い間完全に陥ってます・・・・・まいった。