私の夢は、
『昼は農業で作物を育て、
夜は作家になり小説を書いて創造力を育む二重生活をする事』と
小学校の作文に残しています。
夢を語ったその直後、小学生の私が書き始めた小説の題名は、
「THEちびっこ探偵団」。
ある日突然のどかな田舎町で、トラクターに絡まった死体が発見されるのです。
キャラクター設定に構想1週間。書き進めた文字300字程度。
その後遅々として筆は進まず、読み返して見れば少し前に読んだ「ずっこけ三人組」にキャラクター設定が酷似。
いさぎよくあきらめました。
そんな私は、今でも本が好きで、移動中は読書に時間を費やしています。
作家先生はすばらしい!!
ストーリー展開でわくわくさせるだけでなく、
文字だけで状況を説明し、情景を想像させ、
おしゃれな会話や小気味よい言い回しで、読者を心地よくさせるのですから。
最近有川浩さんの本の中に、このような表現がありました。
・「・・・・・・すみません」無駄なこととは思いつつ「・・・・・・」の部分に不本意さを籠めてみる。
・恨みがましくちらりと睨むが、飛ばした怨念は空振りだ。
なんか良くないですか?伝わりますかねぇ。
なんか良くないですか??
こんなちょびっとの文字数で、登場人物の顔や声色がうかびます。
一方私は、言葉に対する感動を、なんか良くないっすか?としか言えない、隠しきれないヒンソウなボキャブラ。
ちょっとおしゃれでコミカルないいまわしを量産できる作家さんは、
私と正反対に位置していました・・・。
子供の夢って無謀で素敵!