先週土曜日は
サッカー天皇杯の決勝戦でした。
J1昇格2年目の町田ゼルビアが、
J1連覇の王者ヴィッセル神戸に完勝して、
見事に初タイトルを獲得しました。
町田の黒田監督は青森山田高校を28年間率い、
2023年度から町田の監督に就任して、
3年目でプロでも日本一を成し遂げたのは驚愕です。
著書「勝ち続ける組織の作り方」では、
“ウィークポイントの改善こそが重要である”
とされているのが印象的でした。
苦手なことは人に助けてもらい、
自分は得意なことに専念するという考え方もありますが、
まずは、できる限り苦手を克服すべく努力せよ、
ということですね。
一方、高校サッカーといえば、
先々週は全国選手権の東京都予選の決勝でした。
わが母校は5年連続で決勝進出したものの、
対戦相手の堀越高校に完敗でした。
堀越高校は2020年度に29年ぶりの全国出場をして以来、
今年までの6大会中5回も東京代表になっています。
ここまで強くなったのには何か秘訣があるのかと探してみると
「ボトムアップ理論」というキーワードが見つかりました。
同校の佐藤監督が、2012年から導入して、
部活の主導権を完全に選手達に委譲したのだそうです。
選手主体のチーム作りを見守って行くのは、
監督としても相当の忍耐が必要だったでしょうが、
次第に選手達が主体的に行動して、成果も出るようになるのは、
何より楽しい経験でしょうね。
チームの姿は、かくありたし。
