サッカー日本代表、アジアカップは残念な結果になってしまいました。
これを受けて、今月の雑誌「Number」の特集は「逆境の主将論。」
現日本代表キャプテンの遠藤選手から歴代代表各キャプテンへのインタビュー記事が興味深いです。
チームが逆境のときこそ、仲間を鼓舞する良いキャプテンが求められますが、その在り方はそれぞれ異なり、「闘将型」「対話型」「孤高型」「調整型」と分類できるという記事もありました。遠藤選手は「調整型」とされてましたが、プレーは「闘将」そのものですね。
ところで、良いキャプテンの他、強いチームには、各メンバーのリーダーシップも求められます。「リーダー」は、キャプテンと違い、とくに任命されていなくとも、各人が各役割においてなれるものです。本当に強いチームはメンバー全員がリーダーとして主体的でありつつ、チームとして同じ方向にまとまっていけるものですね。
一方、リーダーと対比されるのが「ボス」です。
トヨタイムズで公開されている豊田前社長のスピーチ (動画の23:33~)でも有名なハリー・ゴードン・セルフリッジという人の言葉は、両者の違いをよく表しています。
1.ボス :ボスは私という
1.リーダー :リーダーは私たちという
2.ボス :ボスは失敗の責任を負わせる
2.リーダー :リーダーは黙って処理する
3.ボス :ボスはやり方を胸にひめる
3.リーダー :リーダーはやり方を教える
4.ボス :ボスは仕事を苦役に変える
4.リーダー :リーダーは仕事をゲームに変える
5.ボス :ボスはやれと命令する
5.リーダー :リーダーはやろうという
メンバーの力をより発揮できるのは、ボスよりもリーダーの下こそ、ですね。