毎年12月に楽しみにしていることがあります。
香箱蟹(こうばこがに)です!!
石川県では、ズワイガニのメスを特別にこう呼んでいます。
日本海側では、ズワイガニを松葉ガニ、越前ガニともいうことがあります。
なぜ、香箱とついているかといいますと、それは、甲羅の裏に内子と呼ばれる赤い卵が詰まっており、
甲羅の裏に外子やカニの足をとりだし、甲羅につめた姿が宝石箱のようだから、などといわれているようです。
ズワイガニの漁は、11月から3月までの限られた時期にのみ可能ですが、
メスの香箱蟹はさらに厳しく、11月から1月上旬までの間しか捕獲できません。
東京ではオスのズワイ蟹を重宝しますが(アメ横や築地等でその光景をみることもあるでしょう)、
メスはあまり見かけませんね。
それは、この漁の期間が限られていることもありますが、
本当に美味しいものは地元で消費されてしまう、というセオリーがあるのでは、と思っております。
香箱蟹は、オスに比べ小さいですが、卵(内子、外子)がある分、特別な雰囲気がありますし、
カニみそとカニ肉と卵があいまって、それはもう・・・お酒には欠かせません!
東京には美味しいものが集まるとはいいますが、その地方でとれたての食材にはかなわないのでは、と感じております。
地方が日本を救うかも!みんなで旅に出て美味しいものをさがしに行きましょう!がんばれ地方経済!がんばれニッポン!