「英語のバカヤロー!「英語の壁」に挑んだ12人の日本人」という本を読み始めています。
日本の著名な研究者が英語の壁とどのように闘ったのか、12人のインタビュー集です。
最初の一人は東大名誉教授で医学博士の養老孟司さんです。
カトリック系の中学に通っていたときに英語スピーチクラブに入り、シェイクスピアやアメリカ大統領ワシントンの就任演説などを暗記して人前で発表する経験は、英語力のベースを作るのに役立ったとのこと。
東大医学部の大学院生の時代には、英語論文の執筆をしていたそうですが、
それは「ゴールのないマラソンコースを地面をはって進むような、長く苦しい闘いだった」とのことでした。
そのような苦しみを乗り越え、ネイティブの書いたものと間違われるほど上達したそうですが、10年間ほど英語論文を書く生活を経て辿り着いた結論は、「英語はあきらめよう」だったとか。
「そんなに英語が上手になって何かいいことがあるか。」
「人に話して聞かせたいような中身はそんなにないじゃない。」
「みんな目的をわきに置いて、手段だけを磨いている。」
「そんなに靴を磨いてどこへ行くんですか。行くべきすてきなパーティーもないのに。」
うーん。。。出鼻を挫かれたような。逆に勇気が湧いたような。。。
現代はAIアプリやyouTube、オンライン英会話など、壁を乗り越える道具も豊富になってきているはずなのですが。それでも英語の壁は分厚いですね。
二人目の竹中平蔵先生曰く、
「それでも向かって行け」とのこと。
もう少しあきらめずに頑張ろうと思います。